OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

涙の河のマギー

2013-09-22 15:08:50 | 歌謡曲

涙の河 / マギー・ミネンコ (キングレコード)

今日でも噴飯物の自虐ネタで笑いをとっている芸人が予想外に上手い歌!

デブスがウリの渡辺直美なんかは、その代表なんでしょうが、そういう真実に突き当ることは、昔からありました。

例えば昭和40年代末頃にテレビで暴れまくっていたマギー・ミネンコは、所謂トンデモ系の外人タレントだったんですが、本日掲載のシングル盤A面に収録の「涙の河」を聴けば、そのイメージが覆されるというか、グッと惹きつけられ、胸が熱くなるようなソウルパラード歌謡曲を披露しているのですから、グウのネも出ません。

もちろん発売された昭和49(1974)年の洋楽流行最前線だったフィリー系ソウルサウンドに歌謡曲保守本流のメロディ展開を融合させた、これが作曲:中村泰士&編曲:あかのたちおの職人技と言ってしまえば、それまでなんですが、しかし橋本淳の綴った、せつない女の世界の歌詞をハスキーな声質で一途に表現していくマギー・ミネンコの素晴らしさ♪♪~♪

ありがちに、決して力んでいないんですよねぇ~~♪

もう、何度聴いても、飽きない仕上がりと思うばかりです。

ちなみにこれを平山三紀のバージョンで聴きたい!

という願望&論争はリアルタイムからありましたが、実は昭和58(1983)年に麻生よう子がリメイクカパーバージョンを出していて、これがまたジワジワと壮烈に染み込んでくる秀逸作なもんですから、あえて「リメイク」と書いてしまった要因はそこにあり、何れ稿を改めてご紹介したいと思います。

ということで、何はともあれ、マギー・ミネンコの「涙の河」で泣きましょうね。

う~ん、もっともっと、彼女には多くの歌を残して欲しかったです。

コメント
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