OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

麻生よう子への妄想

2013-01-24 15:35:18 | 歌謡曲

■逃避行 / 麻生よう子 (エピックソニー)

昨日に引き続き、サイケおやじがジャズっぽさを感じる歌謡スタアのひとりが、麻生よう子です。

ご存じのとおり、彼女は本日掲載したシングル盤A面曲「逃避行」の一発大ヒットで忘れられない美人歌手なんですが、何故かその昭和49(1974)年のデビュー時が鮮やかすぎた感があり、以降は残念ながら泣かず飛ばずが現実だと思います。

しかし歌の上手さ、歌ってきたオリジナル楽曲の充実度は素晴らしいんですよねぇ~♪

特に十八番だったのが、この「逃避行」で既に確立されているドラマ性のある歌詞の表現でしょう。

ところが、そうした、ある意味での「宿命」や「運命」を上手く歌いすぎるところに、彼女が受け入れられる状況の煮詰まりがあるように思うのは、サイケおやじだけでしょうか……。

平たく言えば、もう少し、ライトタッチなオリジナル曲を聴かせて欲しいわけですよ。

もちろん現在でも活動していると思われる麻生よう子は、これまでに相当数のシングル盤を出していますから、その中にはきっちりその傾向の歌もあるんですが、やっぱり「逃避行」でのデビューがあまりにも強い印象という事なのかもしれません。

ちなみに件の大ヒット曲は作詞:千家和也、作曲:都倉俊一、そして編曲が馬飼野俊一という匠の三人衆が本当に良い仕事で、特にどっかで聞いたことのあるようなメロディは、おそらくギルバート・オサリバンの「Alone Again」とバフィー・セント・メリーでヒットした「The Circle Game」を絶妙にブレンドさせた秀逸作の決定版♪♪~♪

それを麻生よう子がジャズっぽいフィーリングを秘めた洋楽テイストで歌ってくれるんですから、これか歌謡ポップスというよりも、所謂「ニューミュージック」の先駆けかもしれません。

また、ジャズっぽさという解釈では所謂AOR風味も否定出来ず、最近の流行になりつつある歌謡スタアがジャズを聞かせるという趣向からして、麻生よう子は最適の逸材だったと思うんですが、もちろん彼女だって、それは百も承知!

1980年代にはモロにジャズっぽい、例えば「赤坂の夜は更けて」等々のムードジャズ歌謡曲をレコーディングしていたのですから、ここらでひとつ、本格的なジャズボーカル物を作って欲しいと切望しております。

ということで、本来であれば、もっと売れまくってもよかったと思う麻生よう子は、もうひとつの魅力として、美形のルックス&ナイスバディという真実もありましたですねぇ~♪

昭和50年代のグラビアでは、彼女の水着姿やセクシーショットが人気を呼んだことを記憶されている皆様も大勢いらっしゃるでしょう。

今となっては夢幻だったかもしれませんが、水着姿で歌う麻生よう子が愛おしい♪♪~♪

またまた例によって、サイケおやじの妄想はそこへ辿りつくんですから、暴言ご容赦、失礼致しました。

コメント (9)
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