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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

渡辺真知子は夏女か?

2013-06-04 15:24:25 | Singer Song Writer

好きと言って / 渡辺真知子 (CBSソニー)

さてさて、梅雨に入ったという確定情報が出されながら、ほとんどそれらしくない天候続きなのは歓迎すべきかっ!?

うむ、しかし何か悪い予感さえするほど気持の良い朝には、本日掲載のシングル盤A面曲「好きと言って」が聴きたくなるサイケおやじです。

それはズバリ! ラテン歌謡のニューミュージック的展開とでも申しましょうか、ビートの効いたパーカッションとしなやかなペースのグルーヴ、さらにはシンセの程好い使用が憎めないフュージョン系サウンドであり、歌っている渡辺真知子が自作自演による例の「真知子節」を全開させますから、せつなくて、妙にホンワカする気分は最高♪♪~♪

まさにこれが出た昭和57(1982)年という、まだまだ日本が気楽に前を向いていられた時代が見事に発散されていますよ。

ちなみに渡辺真知子は説明不要とは思いますが、基本的にはニューミュージックのシンガーソングライターでありながら、不思議なほど昭和歌謡曲っぽい作風が強く、それゆえに昭和52(1977)年のデビュー曲「迷い道」、それに続く「かもめが翔んだ日」、そして「ブルー」等々のシングルヒット連発は、テレビの歌番組にも馴染み易く、加えて本人の歌唱力の素晴らしさもありましたから、アッという間に自らの立ち位置を確保したのですが……。

一方、アルバムでは妙にネクラな歌が入っていたりして、そのあたりのアンバランスなバランス感覚も根強い人気の秘密なのでしょうか?

サイケおやじには知る由もありませんが、シンガーソングライターという特性をウリにしている以上、マンネリが独自の個性、つまり「真知子節」を生み出す原動力だとすれば、ある日突然にリスナーから飽きられる危険性だって、当然持ち併せているわけです。

ところが渡辺真知子には船山基紀という天才的な編曲家、そして凄すぎる職人作詞家の伊藤アキラが制作スタッフに入っていますから、彼女もある意味では本音を吐露した歌を作れたように思います。

この「好きと言って」にしても、作詞に伊藤アキラが加わり、心地良い曲調を彩るアレンジが船山基紀であれば、これが典型的な「真知子節」を楽しめる大きなポイント♪♪~♪

尤も、そんなこんなの裏を探るまでもなく、渡辺真知子の歌には喜怒哀楽がとても上手く表現されていますからねぇ~♪ それを聴いて楽しむ満足感は何時も保証付きでしょう。

しかし、あえて苦言を呈すれば、このジャケ写は大減点!

だって、お洒落なプールサイドに普段着なんて、失礼ながら孫を連れた女性のやることじゃ~ありませんかねぇ……。

キワドイ水着姿になれとは申しませんが、もうちょいとは「らしい」ファッションを求めたくなります。

ちなみに知り合いのカメラマンから以前に聴いた話なんですが、彼女の水着姿を撮れたら、大スクープらしいですよ。なんでも若い頃から芸能誌や男性週刊誌からのグラビアの依頼は全部断っていたそうですし、プライベートを狙う他はないと言われていますが、どうなんでしょうねぇ~。

ということで、これを書いているうちに、渡辺真知子も夏が似合う歌手という真相に気がつきました。

今更ではありますが、今年の夏は彼女のCDを買って、車の中で鳴らしまくろう!

と決意した瞬間、カーオーディオが不調に……。

人生、儘なりませんねぇ、ははは。

コメント (4)
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