ノーベル物理学賞おめでとうございます。いい話は素直に喜びましょう。
ただ、平和賞はたまにおかしな基準だなあと思うこともある。
ガリウムというレアメタルは、国内では小坂製錬が前身のDOWAだけが
生産している。半導体だけでなく、スキーのワックスにも使われる。
今では、田舎の信号機までポツポツのLEDに代わっている。
圧倒的物量の欧米に対して、日本人は良く検討していると思う。
さて、今日は月食日和に恵まれそうなので、もう一発、月の迷惑を掲載しましょう。
海釣りのファンや漁業関係者にはおなじみの満潮・干潮の潮汐作用なんですが、これだけ各地に潮位表が出せるほどの満潮・干潮のメカニズムが実は、はっきりした理論がないんです。なんか漠然と、月との位置関係で海水が引っ張られて起こると思っていませんか。これを「吸水説」と言います。しかしこの仮説だと奇妙な点があります。満潮の地点が地球の裏側にも出来ることです。そして時間にして6時間の時差があります。引力の方向と90度違う場所に満潮が起こるのです。水の流れが遅いためにズレが生じる、と説明されますがきっちり6時間もかかるのです。瀬戸内海の奥のような場所はプラス6時間かかって流れ込むので、ちょうど引力の方向と同じになります。
この問題の解決にはコペルニクス的発想の転換が必要です。海水が引っ張られるなら当然地球も引っ張られているはずです。そして月の力よりは地球の引力の方が強いので海水はむしろ押し戻されてもおかしくありません。
そこで、こういう仮説が登場しました。月に引っ張られているのは、海水ではなく、地球である、と。地球は自転の影響で赤道周辺に遠心力が加わり、多少押しつぶされた格好で回っています。正確に言えば赤道半径が6378km、極半径が6357kmです。同じように地球は他の天体の動きによって常に引力の方向が変わるために、地殻自体が引っ張られたり縮んだり、分かりやすく表現すれば地面が上下運動をしている、ということになります。月の側の地殻が持ち上げられると、地球の重心もその距離の1/2、月の側に移動し、反対側は残り1/2、取り残される格好になります。地殻とともに持ち上げられた海水はポテンシャルを獲得し(位置エネルギーが高くなり)低い方へと流れる。結果として月に向いてる海水は減り、あたかも潮が引くように感じられるわけです。また90度方向の陸地は下がるために海水は流れ込む。とまあ、そういうわけです。
こうして地球が一回転する間に、正面と裏側と二回持ち上がるために、満潮・干潮は日に2度づつ訪れることになります。
月は一日に地球の周りを一回転しますから、地球が進む軌道上を出たり入ったりジグザグに右に左にと振り子のような運動をしていることになります。上の理論からいくと、当然地殻が繰り返し折り曲げられることになり、弱い部分にその影響が現れる可能性があります。これこそ地震や火山活動の結構大きな要因ではないかという推論も成り立ちます。
潮の満ち引きと同じ周期で同じ割合だけ地面が隆起・沈降を繰り返しているなんて、考えたこともなかったですね。まるで呼吸をしているか、心臓の鼓動のようですね。人間サイズに換算すると胴回り0.63mの人と比べて千万倍だから一日2回×千万/1,440分。1分間に13,888回、こりゃ病気ですわ。
鳥海山まで行って、コンパクトデジカメの限界を痛感した。それはほとんどフィルターがない、というだけの問題だが、甚だしく落ち込んでいる。だから安い型落ちに近い一眼を、偏光フィルターと共に買ってこようと思う。ネット通販は使わない。現物を手に持って、使ってみたいと思う感覚を大事にする。
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