日本にいるガイジンのトークを聞いていて、分かった事がある。最近の日本人は香水を使わなくなった。アンケートによれば、使う人は3割。7割の人が使わない。
むしろ匂いを出さない事に気を遣う。消臭スプレイなんかは常時持ち歩く。ムコウクウカンなんて商品もあるね。匂いは消すものなんだ。
それは「エチケット」という意味もある。不快な匂いは出さない。昔の電車は凄かった。おじさんのポマードの匂いとタバコの匂いが充満していた。或る意味、タバコは「におい消し」のようなものだった。
ガイジンが香水にこだわるのは、多分にガイジンの体臭が強いせいだと思う。それから競って、いい香りを生み出した。
今の人は、香りに魅惑されるという事は無いのだろうか。ある人の印象は、香りと共に想起される。という経験は、ボクらの世代はあると思う。そして夜の世界に引き込まれて、どっぷり浸かった経験もある。飲み屋の彼女は、強烈にいい香りを振りまいていた。しかも割と個性が無かった。みな似たような香りがした。多分、流行があったんだろう。
自分もたまに使っていた。当時のオーデコロンがまだ8割方残っている。普通アルコールを使っているから蒸発するはずなんだが。久しぶりに嗅いだら、薄くなっていた。これくらいなら、人に迷惑は掛からない。
実は50代も後半に差し掛かった頃、「尿漏れ」に凄く気を遣った。冬の事務室は狭い上に暖房で匂いが籠もる。そのため匂い消しとして使用していた。
一度書いたかも知れないが、中学生の頃「歯磨き粉」の匂いが大好きだった。好き過ぎて、フィルムの空きケースかなんかに詰めて、授業中嗅いだりしていた。消しゴムも、歯磨き粉に漬けておいたヤツを使った。粉だから、吸うとモロに鼻の中に入っていく。快感だった。常習者だった。麻薬に近かった。
ライオンの缶入りで、水色だったと思う。探したが出てこない。
公称182cm。背が伸びた原因に、良く寝たからというのが一番だが。この匂いの癖も、あるんじゃないかと思う時がある。
ps. 笑っていいともで、試していたんですが。女は実は、男を香りで選んでいるかも知れない。タモリ他男陣が胸をはだけて並ぶ。女優(だったか忘れたが)が目隠しして順番に香りを嗅ぐ。「あっ、この人好き」と言われたのがタモリだった。つまり、この二人は相性がいいということ。
こうやって本能で、実は相手を知らず知らず選んでいるのかも知れない。
この組み合わせは、もしかすると遺伝子DNAが選んだ、最適の組み合わせかも知れない。
「この男はダメ」、遺伝子が臭いでそう選別してるんだって話。ホントか知らんけど(、、はて、何に書いてあったんだったかな)。
(因みに私なんぞは、男の臭いは、基本、嫌いです。「敵がそこにいる」ってふうに感じます(ついでに言えば、自分の脇の下なんかは良い匂い))
鼻から粉を吸う話は、ちょっとアブナイ少年。
良い匂いも悪い臭いもニオイについてはいろいろありますね、、書くといっぱいすぎるから書かないけど。
飲み屋のおねえちゃん達の香りは、甘~く、しかし高貴で、優美で、ちょっぴり卑猥で・・。
鼻の奥と脳は近いから。鼻の絨毛から伸びる神経は、脳の中心部まで届いて、じかに刺激されるようなものだそうだ。だから、記憶と密接な関係。香りは大事です。