松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

今の人は、香水を使わない。

2023-02-14 11:40:22 | 日記・エッセイ・コラム
 日本にいるガイジンのトークを聞いていて、分かった事がある。最近の日本人は香水を使わなくなった。アンケートによれば、使う人は3割。7割の人が使わない。
 むしろ匂いを出さない事に気を遣う。消臭スプレイなんかは常時持ち歩く。ムコウクウカンなんて商品もあるね。匂いは消すものなんだ。
 それは「エチケット」という意味もある。不快な匂いは出さない。昔の電車は凄かった。おじさんのポマードの匂いとタバコの匂いが充満していた。或る意味、タバコは「におい消し」のようなものだった。

 ガイジンが香水にこだわるのは、多分にガイジンの体臭が強いせいだと思う。それから競って、いい香りを生み出した。
 今の人は、香りに魅惑されるという事は無いのだろうか。ある人の印象は、香りと共に想起される。という経験は、ボクらの世代はあると思う。そして夜の世界に引き込まれて、どっぷり浸かった経験もある。飲み屋の彼女は、強烈にいい香りを振りまいていた。しかも割と個性が無かった。みな似たような香りがした。多分、流行があったんだろう。

 自分もたまに使っていた。当時のオーデコロンがまだ8割方残っている。普通アルコールを使っているから蒸発するはずなんだが。久しぶりに嗅いだら、薄くなっていた。これくらいなら、人に迷惑は掛からない。
 実は50代も後半に差し掛かった頃、「尿漏れ」に凄く気を遣った。冬の事務室は狭い上に暖房で匂いが籠もる。そのため匂い消しとして使用していた。

 一度書いたかも知れないが、中学生の頃「歯磨き粉」の匂いが大好きだった。好き過ぎて、フィルムの空きケースかなんかに詰めて、授業中嗅いだりしていた。消しゴムも、歯磨き粉に漬けておいたヤツを使った。粉だから、吸うとモロに鼻の中に入っていく。快感だった。常習者だった。麻薬に近かった。
 ライオンの缶入りで、水色だったと思う。探したが出てこない。

 公称182cm。背が伸びた原因に、良く寝たからというのが一番だが。この匂いの癖も、あるんじゃないかと思う時がある。

 ps. 笑っていいともで、試していたんですが。女は実は、男を香りで選んでいるかも知れない。タモリ他男陣が胸をはだけて並ぶ。女優(だったか忘れたが)が目隠しして順番に香りを嗅ぐ。「あっ、この人好き」と言われたのがタモリだった。つまり、この二人は相性がいいということ。
 こうやって本能で、実は相手を知らず知らず選んでいるのかも知れない。
 この組み合わせは、もしかすると遺伝子DNAが選んだ、最適の組み合わせかも知れない。
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2 コメント

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逆から見た様な似た話をどこかで読んだことがあります (^ん^)
2023-02-15 06:09:58
娘が成長するに伴って父親の臭いを汚らわしく感じるようになって、たとえば洗濯機に自分の物とは一緒に入れないとか。
「この男はダメ」、遺伝子が臭いでそう選別してるんだって話。ホントか知らんけど(、、はて、何に書いてあったんだったかな)。
(因みに私なんぞは、男の臭いは、基本、嫌いです。「敵がそこにいる」ってふうに感じます(ついでに言えば、自分の脇の下なんかは良い匂い))
鼻から粉を吸う話は、ちょっとアブナイ少年。
良い匂いも悪い臭いもニオイについてはいろいろありますね、、書くといっぱいすぎるから書かないけど。
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娘に嫌われたくない気持ち、良く分かる。 (松美)
2023-02-15 09:49:12
多分、親と違う遺伝子の男を探して、偏りを無くすために、キライという感覚になるんだと思う。悲しい定め。中学・高校にもなって、父親と風呂に入れるっちゅう話を聞くとうらやましい。
飲み屋のおねえちゃん達の香りは、甘~く、しかし高貴で、優美で、ちょっぴり卑猥で・・。
鼻の奥と脳は近いから。鼻の絨毛から伸びる神経は、脳の中心部まで届いて、じかに刺激されるようなものだそうだ。だから、記憶と密接な関係。香りは大事です。
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