松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

蝦夷の言葉は何語だったか

2022-12-19 16:17:07 | 日記・エッセイ・コラム
 フランスとアルゼンチンの決勝は、凄い展開でしたね。見てたら興奮したでしょうね。ところでフランスのエムバペ。彼の顔は、どこかで見たことのある「高貴な」人相をしている。目尻のスッと長く切れる大きな目。エジプトだな。エジプトのあの「ホルス神の目」を連想させる。どっかの遺跡から出土した王のマスクに、彼と同じ顔があったような気がする。彼のルーツに、非常に興味がある。

 けさの新聞で「蝦夷が朝廷拠点を守衛」という見出しがあって、注意を引いた。何とな。敵同士じゃないスか。岩手奥州市の胆沢城を築いたのが、アテルイを降伏させた田村麻呂で、802年のこと。つまり残った有力豪族の懐柔策として、城の正面を守る「守衛」という良い職をあてがったということか。

 それで、その頃、両者は言葉が通じたのか。考えてみた。「蝦夷」は土着民で、縄文人の流れを汲む。片や弥生系の民族。
 「縄文語の発見」という本を読んだことがある。丹念に日本列島の方言を、物を表す言葉で比較すると、もとの「原日本語」が類推できる、というものだ。それは近畿から離れるほど、同心円状に広がって分布する。

 要するに、お互い「訛り」がひどいなあとは思ったが、通じたに違いない。
 今は電波に乗って、あっという間に新しい言葉が生まれるが、オレたちが若い頃は親が皆、方言を使った。今の言語の変化はひどすぎる。「カタカナ語の氾濫」で、1冊本が出来上がるだろう。

 
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