それはまったく偶然だった。春になって異常なくらいエサの食いつきが良くなって
だんだん腹が膨れてくるのは分かっていた。その姿は何かに似ていた。どっぷりと
下がった下っ腹。旧海軍の二式飛行艇というのがあるが、あの姿とそっくりなので
あった。卵を産み付ける藻が、タニシによってほとんど食い荒らされるので、
タニシを隔離するつもりで、洗面器に移した。結果、タニシの背中の藻に
生み付けられた卵が孵ったらしい。
メダカは自分の卵や子供を食べてしまう、と聞いたのでさてこれからどうしようか
様子を見ていたところだった。20~30匹はいるようだ。写真に写せるのは
大きい方で、まだ細かくて素早いのがいる。ほんとに孵ったばかりのようだ。
よーく見ていると、若い頃顕微鏡で見た何かと似ている。それが何かは
言わない。でもあの時、オレにも生殖能力があることが確認できた。
この子たちもクネクネと尻尾を振って、良く動く。
いやー、なごむなあ。ゼニッこはなくても、精神の安定を得られる、キミたちは
貴重な存在だ。
付 録
10日ほど前に豆粒ほどだったコガネムシが大きくなってる。日中はかわいそうな
くらいおとなしい。これもそうだがカブトムシやクワガタも滅多なことでは飛ばない。
相当体力を使うのだろう。それとも牛乳スプレーのせいか。一応、水で洗ってやった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます