日曜18時は真相報道バンキシャを見るともなしに見ている。サザエさんというわけにも
いかないのでしょうがない。すると電王戦第4局の模様をやや詳しく報道していた。九段の
涙も見た。1秒間に400万手で一様に驚いていたね、テレビの中も外も。400万たってあーた
ゼロが6個しかない。つまり4×10の6乗です。たったの。プロなら10の10~12乗は軽く
読むらしい。コンピューターに換算してね。コンピューターは意味のない手も、しらみつぶし
に読むからこうなる。のだと思う。詳しいことは知らない。河上和雄氏は日本語で
「とんどりねえ」発言をするので人気?なようだが、コメントは捜査関係だけにしてほしい。
てゆうかなんで出てるんだろう。こんなことして何になる、もっと社会のためになることに
使えばいい、とこれまた珍回答だった。大八木先生もまた付き合いがいい。
コンピューターったって人間が作ったもんでしょう。人間の勝ちですよ。ハートですよ、
ハート。ラグビーもそれ式で今の地位を築き上げたんでしょう。テレビのこちら側にも
いました。嫁が、そうよね、だって。一応チェスの名人が15年前に既にコンピューターに
負けていることを説明して、未だに完璧な将棋ソフトは完成していない、という
「信じがたい事実」を申し上げた。
そうなんです。コンピューターに出来ないことはない、この時代に、人間の上を行く
将棋ソフトは存在しないのです。この事実こそが日本将棋の奥深さを雄弁に
物語っているのです。付け加えますが、わたくしは将棋を指したことはありません。
将棋を指さなかった理由は多分、負けた時の耐えがたいほどの屈辱感。虚無感。のせい
でしょう。東大のコンピューターの処理速度は今までとはケタが違うらしいが、
所詮、億単位までいってもゼロが足りない。二桁までいかない。
最後の一戦に人間の尊厳を見たい。皆さん誤解しているようだが、電王戦の勝敗は
人間の勝ちは無くなったという表現をするが、それは人間の負けを意味するものでは
ない、ということ。人間がコンピューターに負けたという意味ではない、ということ。
分かるかなあ。人間がかなわないコンピューターの出現まではまだ道のりは遠い、
ということなのだ。プロ騎士はまだなんぼでもいる。すべてを倒して初めて
コンピューターは勝つのだ。控えめに言っても、タイトル保持者に勝たないとオレは
認めない。日本将棋をナメんなよ。
と言ってあげたい。
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