30数年前に自宅を構えた時に、ハマナスを植えた。自分にとって、秋田の海岸地帯の砂丘地に咲く花を代表する種類に思えたからだ。
同じ理由でハコネウツギもわざと移植した。これも小さい頃から、周りにあった花だから。
ハマナスがバラの原種であることは、あまり知られていない。意外と大きな花が咲き、香りもいいし、見栄えがする。
ただ一日経過する間もなく、花びらを広げて散る。この潔さから、花言葉が生まれた。「悲しくそして美しく」
なるほど。雅子さまにピッタリの花。前半は悲しい思いをされたもんな。これから後半戦だ。
これから徐々に赤い実が成る。それがちょうど盆の頃。道路から良く見えるので、お隣から欲しいと言われたことがある。今年も人にあげるだけの実ができるだろう。
バラも一度やってみたいと思うが。結構虫が付く。代表格がアブラムシ。多分皆さんは農薬を使っているだろう。うちは自然に任せる。アリさんが巡回して、丁寧にアブラムシのお尻から出す甘い汁を吸う。
無農薬だから実を食べられるし。思い出した。天ぷらにすると美味しいエゾノギシギシという野草がある。凄い大きさに育った。直径1m以上ある。
野菜が店頭から姿を消した時のために、刈らないで置いた。
これに手を掛ける必要が無いなら。それはいい世の中と言うものだ。