寒波も一服した今日、出掛けたくてしょうがないので、独り言のように言った。大潟村の温室まで行って来る。一緒にいかがですか?
もう缶詰状態に飽き飽きしている。とにかく外へ出たかった。結局一人旅になった。夏場なら近道を通って30分あれば到着する。ところがその近道は除雪しない。吹き溜まりが出来ていることが想像できたので、国道を行く。
気温は零下で、路面が出ている場所は、わずかだった。いきなりトレーラーを牽引するトレーラーに出会った。その数分後、ワンボックスカーを、雪をつけたまま斜めに積んだトラックが行った。突っ込んだ状況が分かるような積み方だった。おおお、みんな、頑張っているなあ。
というわけで、行きに1時間掛かった。後悔はしない。しないが、想像したよりヒマだった。行かない人の気持ちが分かった。絶対、家に居た方が楽だ。大潟村の単純な1本道は、とても長く感じた。対向車とすれ違うのは緊張するが、それでも一人旅よりマシだ。あそこは風がピューと吹いたら、ホワイトアウトになる。連れが欲しい。
温室には、目玉となる植物が咲いていた。「オレンジ・トランペット・バイン」名前がすぐに浮かんだ。何しろオレンジ色の、トランペット型の花が咲く、バイン(つた植物)だもんね。
萎れかけた花もあったから、大分前から咲いていたのだろう。バナナ越しのオレンジトランペットバイン。
コートダジュール越しのオレンジトランペットバイン。
ランも見事だった。入り口で、真っ先に出迎えてくれた。
帰りは男鹿街道を来たが、40分と少々で着いた。こっちは夏場とあまり変わらなかった。
あ~。やっぱり。家が、一番ホッとする~う。