松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

マンタラメ植物園のシャクナゲ

2022-05-24 18:40:00 | 日記・エッセイ・コラム
 秋田市仁別字マンタラメに秋田市植物園がある。年に数回はお邪魔している。またシャクナゲの大株を目当てに行ってみた。

 まず駐車場から大木の間の芝生を超えるのだが。地面は無数の花に覆われて、足を置くのがもったいない。出来るだけまばらな場所を選んで進む。

 すると義母がハンカチの木を見つけた。見事なハンカチが新緑の葉と共にぶら下がっている。義母は落ちているハンカチを拾い始めた。

 ちょうど令和高校の生徒たちが戻って来た。いつぞやも遭遇したな。生徒たちは管理棟に入って、先生の話を聞き始めた。ここでトイレに行きたければ、話の間を割って進まないといけない。家から35分くらいだから、まだ大丈夫。

 レンゲツツジやシャクナゲを鑑賞しているうちに、生徒たちは再び奥の方へ進み始めた。本日はお日柄も良く、ナメクジに邪魔されずに行ったようだ。

 彼らの居なくなった管理棟は、ことのほか静かに感じられた。そう言えば車から降りるなり、ウグイスの歓迎を受けたのだった。その声は森に木霊し、大平山の奥行を教えてくれる。

 僕らはトイレを済ませた後、パンフレットを眺めながら、腰を上げることが出来なかった。普通はいつ来ても、この静寂が迎えてくれるはずだ。

 トイレが和式だと妻が文句を言った。いつも来てるじゃないか、いまさら。その変わり、カメムシに気が付かなかった。床や窓に結構居たのに。

 帰りがけ、和洋女子高校と書かれたバスと、うちの車の間に女子の二人連れが駐車してやってくる。年の頃が全く分からない。腰は曲がってない。マスクに帽子に完全山歩きの恰好をしてすれ違った。
 これから登るんだろうか。
コメント (2)
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