秋田市仁別字マンタラメに秋田市植物園がある。年に数回はお邪魔している。またシャクナゲの大株を目当てに行ってみた。
まず駐車場から大木の間の芝生を超えるのだが。地面は無数の花に覆われて、足を置くのがもったいない。出来るだけまばらな場所を選んで進む。
すると義母がハンカチの木を見つけた。見事なハンカチが新緑の葉と共にぶら下がっている。義母は落ちているハンカチを拾い始めた。
ちょうど令和高校の生徒たちが戻って来た。いつぞやも遭遇したな。生徒たちは管理棟に入って、先生の話を聞き始めた。ここでトイレに行きたければ、話の間を割って進まないといけない。家から35分くらいだから、まだ大丈夫。
レンゲツツジやシャクナゲを鑑賞しているうちに、生徒たちは再び奥の方へ進み始めた。本日はお日柄も良く、ナメクジに邪魔されずに行ったようだ。
彼らの居なくなった管理棟は、ことのほか静かに感じられた。そう言えば車から降りるなり、ウグイスの歓迎を受けたのだった。その声は森に木霊し、大平山の奥行を教えてくれる。
僕らはトイレを済ませた後、パンフレットを眺めながら、腰を上げることが出来なかった。普通はいつ来ても、この静寂が迎えてくれるはずだ。
トイレが和式だと妻が文句を言った。いつも来てるじゃないか、いまさら。その変わり、カメムシに気が付かなかった。床や窓に結構居たのに。
帰りがけ、和洋女子高校と書かれたバスと、うちの車の間に女子の二人連れが駐車してやってくる。年の頃が全く分からない。腰は曲がってない。マスクに帽子に完全山歩きの恰好をしてすれ違った。
これから登るんだろうか。
催したら我慢不可能なので、長距離散歩のときは、途中にあるトイレ休憩可能な施設を、(あそことあそことあそこと、、)ってピックアップしてから出かけます。数年前までは、時間無制限だったんですがねえ、、
(女性は短い傾向があるみたいだな)とは思ってましたが、それまでは、実感としてよく分かってませんでした。。
若い頃、ドライブしてる時、見合いの相手が言いました。「コンビニがあったら止めてくださいね。」。ところが、コンビニを見付けてもうまく減速できなくて、通り過ぎてばっかりいたら、しまいに彼女は言いました。「おしっこしたい!」。ああ、なんてこと言わせてしまったんだ、そんなに切羽詰まってたなんて。
、、今だったら共感できます。
なかなかのエピソードでした。また、お願いします。
ちなみに、「マンタラメ」は「源流」というアイヌ語だそうです。アイヌ語ってことは、縄文語!