松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

中島みゆきを、エアチェックする。

2020-10-10 15:14:04 | 日記・エッセイ・コラム
 NHKFMで毎日昼の12時半から、歌謡スクランブルというのを放送している。たまにポップス、歌謡曲のいいのが入るのでエアチェックしている。
 ブツはTEACのダブルカセットデッキだ。昔を思い出して、緊張感を楽しんでいる。「~の3曲をお送りします」ガチャッ。「では、どうぞ」ありゃ~っ、それはないだろう。てな具合。

 なにせカセットテープが貴重だ。学生の頃、岩手で録音したピンクフロイドを上書きする。ピンクフロイドはその後レコードを買った。
 今日は中島みゆき。やったあ。気合は入っているが、テープが残り少ない。あと30分ない。どうしよう。色々見渡していると、眼に入るものがあった。未使用のパッケージが2本。晴天の霹靂。さすがオレ。この時のためにとっておいたわけではないが、ラッキー。しかもTDKとSONYのハイポジ。


 初期の名作「時代」から始まる。あれ、こんな声だったっけ。なんか違う。ずっと時代順に選曲は進む。最近の地上の星あたりから、聞きなれた声になった。多分、顔を見ないで聞いていることもあるだろう。だんだん艶(つや)が増して、楽器でいう名器のように、声に張りが出ている気がする。45年懸けて今が一番表現力がある。オレと同じ年代だぜ。あり得ないな。こっちは、しぼんでいく最中だっていうのに・・。


 さっそく再生してみる。デッキにハイポジションの切り替えがないので、ハイ上がりになっているが、すんばらしい音だ。新品同様。

 カセットテープは今も売っているらしい。レコード針で有名なナガオカが作っている。C-60が242円。安いっ。

 またひとつ、ミッションが増えた。
コメント
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