松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

変わった、高齢者アパート。

2016-10-11 15:53:48 | 日記・エッセイ・コラム

 昭和59年夏、桑田・清原擁する絶頂期のPLとベスト4で対戦し、8回に桑田の「疑惑のホームラン」で逆転負けした(ことになっている)農業高校のグラウンド裏に、その施設はある。もといっ、ここは「施設」と言わない。「サービス付き高齢者住宅」通称「サ・高・住」と呼ぶ。

 ここの運営推進委員の一員となっている私は、11時半にご案内を受けて11時に歩いて行った。と言うのは駐車場がイベントの場になっていて、有名な県南のうどん屋が来ていたからだ。

 秋田市泉の泉太鼓のオープニングをじっくり聞いてから、会議の行われる食堂へ入る。メンバーは管理者と3町内の会長、地域包括センター、入居者の家族など。ここは日本でも最先端を行く「地域包括ケアシステム」を実践中の、謎の家だ。

 例えば病気退院後に自宅へ直帰する自信のない人は、1~3か月の短期入所をして介護保険サービスを受けたり、自宅に居ても24時間緊急コール対応・定期巡回・訪問介護看護のサービスを受けられる。

 長期入居者でも、自由に自宅を行ったり来たり出来る。つまりここは、入ったらもうそこで終わるためではなく、住宅復帰を支援する「高齢者アパート」なのです。

 きょう見えたご家族は、脳梗塞を患ってから来た人と認知症の人のご家族らしい。一通り管理者から報告があってから、意見を促された。お二人とも「感謝で一杯です」とか「楽しく過ごしています」とか満足していらっしゃる様子でした。

 昼に近い時間の招集で、変だなあとは思いましたが、最後に稲庭うどんが待っていました。思いがけないものをご馳走になりました。

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