松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

裸の大将放浪記の、ほっとする時間。

2014-08-11 08:18:20 | 日記・エッセイ・コラム

今、一番感動する番組は、これだろう。

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山下清の生涯を描いた、裸の大将放浪記。

芦屋雁之助のいわゆる、はまり役となった、シリーズだ。

音楽も素晴らしい。「野に咲く花のように」が、山下清画伯の

人柄を表現していて、あの、ずんぐりむっくりの小林亜星が、

体で作曲するわけではないが、あの体型から、想像もできない

名曲を作ってくれた。

ストーリーは、毎回、単純と言えば単純なんだが、フラッと、おにぎりを

もらいに行った先で、お礼に働く、その働き方が毎回、問題を起こして

大騒ぎになって、しまいに、その人柄の良さで、丸く収めて、

解決した頃、初めて周囲が、あの有名な切り絵の山下画伯だと知る。

その時には、もう、次の旅に出ているという、

典型的な水戸黄門式の、最後に印籠が出てくるスタイル

なのだが、こういうのが、昔を懐かしがるボクら世代には、やっぱり

合っている。2分の1の確率で、ホロッと鼻水がこぼれてくる。

こぼれない回も、ほっとさせてくれる、後世に残る番組だと思う。

残るから、今、やっているのか、そうだよなあ。

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高見千佳って人、覚えてますか。なかなか好演してますよ。

八幡学園の仲間で、ちょっと頭が足りないところがあって、

自分では、私が清さんの子供を作って、ルンペンをやめさせ、

立派なペンキ屋さんになってもらいたい、と追っかけて歩く、

という設定。すでに立派な画伯となっているところが、想いの

深さを物語っているようで、微笑ましい。

今はどうしているか、気になって調べてみた。

今は、沖縄の読谷村で、ご主人の店を手伝いながら、地元の

メディアには、ちょくちょく出演し、ボランティア活動を、している

らしい。

冒頭に良く出てくる、SLに追っかけられる場面は、今の感覚から

すると、危険な行為とみなされて、自粛されそうなシーンだが、

あの頃は、のんびりしたもんだった。この時代錯誤の感覚が懐かしい。

なにしろ線路を歩くのが、癖だったから、しょうがない。

毎回、SLの雄姿を見られるのも、うれしい。

紋次郎と同じで、毎回違うゲスト出演の、あの俳優の

絶頂期の姿が見られることもまた、

「たっ、楽しみのひとつ、ん、なんだなあ、っこ、これがっ。」

コメント
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