松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

トマトを、いじめて、甘くしてみた。

2014-08-03 11:30:01 | 日記・エッセイ・コラム

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大体、トマト苗は毎年購入する。大きな鉢に入れ、気に入った場所に

置く。それは、トマトの葉から出る、「夏ですー」という香りが、いかにも

季節を感じさせるからだ。そして、高い苗は、決して買わない。

始めから甘いのが出来ると分かっているのでは、面白くない。

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適当に株が大きくなるまでは、どんどん水をやって、立派な葉を

増やす。花芽は、摘んで、栄養を蓄える。

さて、もういいだろう、という頃から、いじめる。青い実が付いたので、

水は、最小限にする。しなびて、風で、もげない程度に。

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すると、葉が、よじれて、めくれて、原産地アンデスの高原に

いるみたいになる。赤くなったはいいが、もぎ時が分からない。

真っ赤なのに、固いからだ。しびれを切らして、収穫する。

さらに、一日、二日、置いた。さっぱり、柔らかくならないので、

半分に切ってみた。味見したら、何と中は柔らかかった。

最初、塩の味がして、酸味がして、おー、甘い、となった。

まさに、子供の頃、食った味だ。

68円で買った、「桃太郎」が、これから、値段以上に、

楽しめそうだ。

コメント
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