県南へのドライブ・唐松神社の巻

大曲・横手方面から帰る時、いつも気に掛けていた

神社がある。それが唐松様。祖母が言っていた。

唐松様から松の字をもらった、と。

だから今日、お礼参りに寄らせて頂いた。

人を圧倒する、大杉の参道。片側２５本、立ち並ぶ。

中でも、このご神木は、３５０年以上と見た。３０ｍは

あるように見える。

古さを物語るようなものが、唐松山天日宮（あまつひのみや）。

玉石で出来た、古墳のような、たたずまい。

或は、縄文のストーンサークルを連想させる。

ただごとでない、という気がする。

周りを錦鯉が泳ぎ、ツツジに囲まれている。

一足遅かった。満開なら、さぞ見ごたえがあるだろう。

子宝と安産の神様なので、若いカップルが多数いて、

おなかの大きな女性もいた。

この銀杏の大きさにも、たまげた。

意外な場所で見つけた、水準点。

飛行船が、ブーンと音を立てて、飛んでいった。

ことしの桜は、どこも食害が無かったせいで、美しかった。

ウソは一体どこへ行ったんだろう。ホントのことを知りたい。

これが水準点。標高を出す基準となるポイントだ。

これが意外や、神社の入口を示す標柱の隣にあった。

昔はここから、羽黒神社へ向かったんだ。

今は、国道７号が、行く手を遮っている。

いつも通る、中野街道だが、今日まで

気が付かなかった。

空と陸との隙間に、もぐり込んで、寝る。

打ち上がった、変死体ではありません。ゆうべ分かった

ことですが、高田渡の「生活の柄」はホームレスである自分を

歌った歌だったのです。「歩き疲れては、夜空と陸との隙間に、

もぐり込んで、草に埋もれては、寝たのです。」

ところが眠れない。冬に向かって寒くなり、

どうしましょ、という歌だった。

ハマエンドウ。

ハマナス。

カップル。

カップルと重機。

この浜は、県内で一番海水浴客の多いところ。

オープンには、きれいな砂浜に戻るでしょう。

さすがに、泳ぐ人はいなかった。

スグリのある、Ｏ爺さんの庭

スグリは、小さかった頃を思い出す、数少ない植物の

一つだ。この爺さんの庭に、自生するように生えている。

もう９０になったかも知れない。耳が遠いので、

会話というより、アイコンタクトに近い。

通学通勤道路沿いに、ガラリ並べているが、

じっくり見て歩く人は、オレくらいかも。

伸び放題にしている、我が家のハコネウツギを見て

「伸びだな」と言う。舌を出してそれに答える。

談義をしない、同志だと思っている。

シェールオイル２号店、めっけ。

タニウツギの咲く小道を行くと、それはありました。

鮎川に続く、シェールオイルの商業生産を目指す

県内２か所めの井戸。福米沢油田。

ほとんど牧歌的と言える、小高い丘に

田んぼと畑に囲まれて、それはありました。

野球の神様、落合博満に見捨てられた町、若美。

この町は、私も好きでした。水郷のまち、と言えるほど

道路沿いに水路が一緒に流れ、美しい光景が

続いていました。ところが、今日行って初めてそれが

消えていることに、気が付きました。

側溝とコンクリートのふたで、完全におおわれて

見る影もありません。センスのない町なのか

お年寄りに優しい町なのか、よく分かりません。

少しでも、元気になる話題をと、思ったのですが

これで景気良くなる、わけないか。