
今の日本を元気づける番組は、いろいろあると思うが例えば
NHKのクール・ジャパン。各国の人達がクールな日本をレポートし、
みんなでクールかどうか判定する。この前、「漬物」についてやっていた。
海外ではピクルスくらいしか種類がないのに、漬ける野菜の種類や野菜以外
にもあり、味付けの仕方も塩から味噌、醤油さまざまあって、そのバリエーション
はクールだということだった。真っ先に食べたくなったのが、京漬物のお茶漬け。
米を水に浸すのは、おかゆくらいだと中国人の女が言う。あいつはいつでも
一言反論をかます、いかにも中国らしい女だ。負けず嫌いというか、何しに
来てるんだろうと思う。日本を持ち上げる企画なのに。
この企画もそろそろ飽きてきた。もう限界だろう。
もう一つ、限界に近いのが「ガイアの夜明け」
いつまでもトレンド俳優の江口洋介の語りが、要らない気がする。
これも飽きてきた。どっかで1回取り上げたものを放送している。
ガリレオや地球アステク、なんてのもあるが、地味に頑張っている。
何と言ってもカンブリア宮殿だろう。未だ、ふーんと唸る企業が出てくる。
前回の「浜松ホトニクス」もそうだった。

ホトニクスのホトの使い方がにくい。普通はフォトだろう。
〇〇ボデーという板金塗装の修理屋があるが、同じ発想だろうと
思いきや、多分そうじゃない。ホトで反応した方は「古事記」に精通して
いらっしゃる方だろう。社長さんもそうではないかと、勘ぐったりする。
古事記には割と多く、「ほと」に関する記述が出てくる。それほど神話と
性は根源的な結びつきがあるのだろう。
無駄話が多くて、なかなか進まない。悪いくせだ。司馬遼太郎のまねして、
本論に戻る。この会社、自動車部品を納める会社だが、ただの下請けとは
違う。「光に関する研究」を行う最先端企業だ。
今、CMで盛んに見る、「障害物を発見して止まる技術」に使われる光センサー
を供給している。しかし、トヨタあたりを頂点とする三角形の末端にいるのではなく、
逆三角の頂点にいる。浜松ホトニクスが開発した製品は、車以外の医療、バイオ
その他あらゆる産業に可能性がある「光の種」を研究している。
その最たるものが、カミオカンデの「光電子増倍管」だろう。
あのずらり並んだ、目玉のお化けだ。
セルンでヒッグス粒子を発見した、心臓部に使われたのも同じものだ。
これで驚いてはいけない。(いいけど)。年間10億円の研究費を
毎年つぎ込んで、30年、レーザーによる核融合の実験を続けてきた。
短時間ではあるが、10の4乗回、核融合反応を起こすところまできた。
国家予算に頼らず、自分たちで夢を追いかける。このポリシーがいい。
さて、この写真だが、ピントを合わせるのがしんどい。安いカメラだから
同じ赤外線センサーでも、別の会社のものかも知れない。
車の場合、1秒間に5万回レーザー光を出して、反射した光を拾っているそうだ。
つまり1秒間に5万回、光の往復する時間を測っているそうな。
これを驚異的と言わずして、何をいう。てなもんですわな。
それで結論:もっといいカメラが欲しい。