日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

細気管支炎に対しての私の治療法

2008-03-16 11:37:58 | Weblog
 細気管支炎に対しての私の治療法です。
 細気管支炎、原因の多くはRSウイルス。しかし、RSウイルスでなくパラインフルエンザウイルス(3型)のこともあり。教科書的には、冬、乳児、鼻汁、咳嗽、喘鳴、呼気性呼吸困難(多呼吸、陥没呼吸)、気管支喘息と似ている、熱はないこともあるなどの内容で書かれている。時に、痰が切れなくて、窒息で亡くなることもある。自分の経験でも、深夜の2時~6時の間に、危なくなった例を数多く経験している。
 乳児以外は少ないだろうと思っていたが、検査が直ぐに出来る様になって、2歳~4歳の子にも時にあることを知った。しかし、幸いに、乳児ほど症状がひどくない。
 どうすればいいのか、かなり長いこと悩んできた。ネブライザーをずっするのがいいのか、2~6時間おきに定期的にするすのがいいのか、いろいろしてみた結果、ずっと続けてしなくてもうまく行くことが多いことを知った。しかし、ひどい時には、メプチン+生食(2ml~30ml)を2時間おきにすることもある。何時間おきにするべきか何て、教科書には書けない。それなりに主治医がしばしば診察を細かくしながら決めていくしかない。乳児で呼吸困難が取れず、細気管支炎と思っていたのが気管支喘息で、冷や汗をかいたこともあった。
 ある(研修医に非常に人気のある)病院の「小児科レジデントマニュアル」には、・・・6カ月未満の乳児への抗ヒスタミン剤の含まれた薬剤の投与は、呼吸抑制、意識レベルの低下を来たし、むしろ有害である。そのために入院に至った乳児を当施設は何例も経験した。・・・とはっきりと書かれていた。これで、自分の治し方、少し気を強くした。
 治療はどうするべきか?私自身は、咳止めや鼻水止めは使用していない、ステロイドも細気管支炎であれば、すべきでないと思っているのだが。ある子どもの「お薬手帳」を拝見したら、(私と同じ年代の)ある小児科医の処方には、鎮咳剤や抗ヒスタミン剤が全くされてなかった。それで、又、気を更に強くした。(しかし、多くの例では、咳と鼻水の症状で、アスベリン+ペリアクチンの処方がなんと多いことか。)
 アメリカでは、小さな乳幼児には、簡単に売店で買えるカゼ薬の薬は危険で使用すべきでないと言う意見が最近強くなっている。
 喘息発作の治療に関しても、(よく使用する)去痰剤については、多くの教科書で詳細に書いていない。(しかし、多くの医師が去痰剤を使用しているが)
 細気管支炎が多くて、入院ベッドがなくて、にっちもさっちも行かなくなった。仕方なく、清肺湯なる漢方薬を使用してみた。著効した。私の経験からは、細気管支炎では、清肺湯なる漢方薬を早期から与えると、痰が切れて(熱も下げる働きもあるが)、入院を免れる例を多く経験した。
 細気管支炎では、去痰剤としての(ムコソルバンなどの)粘膜潤滑剤や(ムコダインなどの)粘液修復材や気管支拡張剤も同時に処方しているが、外来通院では抗生剤は使用していない。(遠方の人には、吸入器を買ってもらって、吸入を家で1日に2~4回、してもらうこともある)
 子どものアレルギー患者さんが多くなっている日本で、子どもに売店で気軽に買って来て、咳止めや鼻水止めを上げている例も少なからずああると思うが、少し危険な気がしてならない。


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為になるかも知れない本(その299-8)

2008-03-16 11:15:18 | Weblog
1998年5月31日に、「日本の心・さいき」を、佐伯の三余館で開催した。この時、お茶会も施行。
 
第2回・「日本の心・さいき」(The Spirit of Japan in Saiki)

  世界の子ども達の健全な発育を願い、
  世界平和を強く切望し、
  人間同志だけでなく、
  自然とも、うまく共存して生きて行くことが、
  今の時代には、極めて大切だと考える人達、
  ここに、集まって下さい。

平成10年5月31日(日)
場所 三余館大ホ-ル(お茶会は、1階の実習室)
後援 佐伯市、佐伯市教育委員会

   第2回「日本の心・さいき」での実際の内容
場所:佐伯市三余館
日時:平成10年5月31日
10:00~18:00

1、「国際茶会」(10:00~14:00) 鎌田社中・たはら教室
      亭主:ジャミ-ル、トモ、小学生2人(4年生と5年生)
      後見人:鎌田宗百教授、田原宗正
      立礼(三余館1階実習室)          
      *お菓子は、(田原清子の)手作り
      一服 300円(チャリティ-)
2、挨 拶(13:00~13:30)
      会長
      佐伯市長・佐藤佑一氏
      インドネシア共和国大使館・
      教育文化部長ウィネトウ・ノワウィ
      大分韓国教育院長・孫在奉先生
3、講 演 「日本と韓国」(13:30~14:30)
      大分韓国教育院長・孫在奉先生 
4、書道披露 (14:30~14:50)
      国際書芸展副会長・東九美術書道会長三田井筑翠先生
      (インドネシア共和国大使館・Bapak WISBER・LUEIS大使、
       ウィネトウ・ノワ ウィ氏、孫在奉氏に、
      三田井筑翠先生より、作品贈呈)
      *国際書芸展で文部大臣賞を取得された三田井先生の
      奥さんの解説入りで、三田井筑翠先生の筆により、7枚、
      デモンストレ-ション
      (初めの2枚に、インドネシア語で、
      スラマッ・ダタン・ディ・サイキと、
      韓国語で、オソオセヨと書かれる)
5、仕 舞 (14:50~15:00)
      鎌田宗百教授
6、琴演奏(15:00~15:10) 「さくら・さくら」
      菊島社中(第1琴、第2琴、独奏)
7、インドネシアの舞踊(15:10~15:20)
      佐伯在住のインドネシア共和国の研修生
8、和太鼓演奏(15:20~15:35)
      「番匠奔流太鼓、屋台囃し、女組の3曲」
      若鮎子ども太鼓(会長:大太鼓)
9、インドネシアの舞踊(15:35~15:45)
      佐伯在住のインドネシア共和国の研修生
10、国際語会話(15:45~15:55)
     インドネシア語・韓国語・中国語
11、日本舞踊      「黒田節」
     島田喜和子先生
12、ギタ-演奏・歌
     貴田、ワンダ、ジャミ-ル
13、極真空手披露      板割り等、あり
     佐脇武先生、インドネシア共和国の研修生、他
14、簡化太極拳       「荒城の月」の曲で
     藤田春代先生、会長、他
15、佐伯音頭と炭坑節とばんば踊り
     *全員が、輪になって、踊る。
16、日本舞踊     「いたこあやめ」
     鄭恩淑さん
17、蛍の光
     顧問、インドネシアの研修生、会長
     *日本語、英語、インドネシア語、韓国語で
18、挨 拶
     孫在奉先生
     ウィネトウ・ノワクィ氏
     会長
19、万歳三唱
     鎌田宗百教授(平成10年5月10日に、
     自分の喜寿のお祝いのお茶会と宴会を、
     県外からも、235名も集めて、開催した、
     茶道歴60年、学校茶道33年の経歴の先生)
     
*司会者は、ケ-ブルテレビの女性の専属司会者により行なわれた。
*インドネシア共和国大使館の教育文化部長のウィネトウ・ノワウィ氏は、広報官のモハマッド・クスマン・ブルハン氏と、通訳のダフラン氏と共に来佐した。
*写真:池田有三先生、ビデオカメラ:田原恵子・田原久八郎、
 総務:矢野倫康、
 受付:日本文理大附属高校
*平成10年6月2日の西日本新聞に記載される。
 ケ-ブル・テレビで、放映される。

*現在、三田井先生、島田先生、故人となられています。
 ご冥福をお祈り申し上げます。

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