日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

為になるかも知れない本(その255)

2008-01-27 16:18:43 | Weblog
○昭和61年5月2日(木)晴。
 明日から3日間休日だなあ。しかし、自分には関係のないこと。ここに来て、連続3日間休んだことないなあ。死亡診断書、久し振りに書いた。あまり書くことはないが、それでも、ここに来て20人は書いたなあ。
○昭和61年5月7日(水)晴。
 ○○先生(大分医大の助教授)が(午後小児科の当直で)来てくれた。久し振りにゆっくりすることが出来た。部屋を片付けた。毎日少しずつでも片付けて行くことが大切だなあ。塵も積もれば山となる。全てがそうだ。
○昭和61年5月8日(木)晴。
 14:30に救急車で、心肺停止の子が来て、大変だった。駄目と思いながら、一生懸命に蘇生をしたら、心臓が動きだし、呼吸もする様になった。ちょっとしたスキに(ビニールの袋が被さって)こうなった感じだ。小さい子って、目が一時も離せないなあ。この子、細気管支炎(?)で3月初めに入院している。その後、こちらに来ずに、お産した産婦人科に風邪で又かかっていた。その後、風呂に溺れた子が来たが、この子は、助かった。(泊まり込む)
○昭和61年5月9日(金)晴。
 4カ月の子がやはり亡くなった。刑事が2人来た。夕べは3時間も眠れたかなあ。
○昭和61年5月11日(日)晴。
 今日は母の日。カーネーション(3000円)を母と恵ちゃんに花屋さんから送った。女性は、男が思っている以上に、花をもらうと喜ぶらしい。疲れている。頭が痛い。
○昭和61年5月15日(木)晴。
 今日から(日本小児科学会で)久留米行きだ。久し振りだなあ。こんな学会に、それも3日間もあるなんて。鹿児島であった時には、大きな会場で教授のスライドを棒で指したなあ。距離的に、西日本内だと、それも九州だと楽だなあ。かの有名な聖マリア病院も見学するつもりだ。
○昭和61年5月16日(金)晴。
 暑かった。子どもの心の病気の講演、とても良かった。いろんな偉い先生にお目にかかれ、又、いい講演を聴いて、水を得た魚って感じになっていた。シンポジウムが22:00前まであって、橋本先生の話、素晴らしかった。
○昭和61年5月17日(土)晴。
 勉強になる。今日も、22:00前まで、あった。ビッチリ詰まったスゴイ内容だなあ。(宮崎県病で小児科の医長をして開業した)野中先生にもあった。話がはずんだ。(結婚式に参列してくれた)本山君にも会った。懐かしかった。
○昭和61年5月18日(日)晴。
 聖マリア病院に行った。奇形症候群や異常児ばかりって感じで、大変だなあと思った。新生児・未熟児を収容する病院としては、ベッド数は世界一。120人も入院しちて、ドクターが10人、若いナースが多い感じだ。V-55も使っていた。クベースがずらっと並んでいる光景は、壮観だった。感動したのは、メチャクチェ忙しいはずなのに、皆、顔の表情が明るいし、ドクターもニコニコしている。やはり、医療人は、常にこうでないといけないのだ。
○昭和61年5月19日(月)晴。
 朝5:10に、(大分の)第二グロリアホテルから南さんの車で(朝の診療に間に合う様に)帰った。薬を飲んで寝たので、グッスリ眠れた。旅行でどうしても眠らないといけない時は、催眠剤を上手に使えば何てことないなあ。学会に出席出来て、ホントに良かった。その間、結構入院していた。
○昭和61年5月25日(日)晴。
 (小児科のスタッフで事務員さんの)○○さんの結婚式があった。「僕の妹に」を唄った。祝辞もバッチリだった。夜、病院に行ったらRDSが生まれていて、直ぐにnasalCPAPを付けた。
○昭和61年5月26日(月)晴。
 結婚式の写真、ちゃんと撮れているか気になっていたが、夕方(カメラ屋さんに)取りに行ったら、バッチリ良く撮れていて、ホットした。
○昭和61年5月28日(水)曇。
 とうとう37歳にもなってしまった。後3年もしたら40歳だ。そう思うと、いささかウンザリって感じ。皆に平等に与えられているもの、それは時間。そして、人間は必ず死ぬ。後何年生きられるか、誰にも分からない。無理して生きてきているから、大きな病気をしなくても、70歳ちょっとで死んでしまうかなあ。とても80歳まで生きられそうにないなあ。その間に、何かをしないといけない。夢はまだ一杯あるのだが。


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出産適齢期?!

2008-01-27 08:11:18 | Weblog
 今日は、家内の誕生日だ。何と、55歳になった。私が今年の5月で、59歳になる。結婚した時には、私が26歳、家内が23歳で、それは、ちょうど日本の平均の男女の結婚年齢だった。しかし、今はどうだろうか。30歳過ぎても独身の女性がアチコチいるし、男性に至っては、ゴロゴロいる。
 看護学校の講義でいつも言っているのだが、結婚適齢期はないが、女性には、出産適齢期があると。
 出生後に、卵子は、形成されない。胎児の時に、全部で700万個以上の原始卵胞細胞があるが、出生時には、既に、200万になり、その内の半分は、発育停止の状態になっている。つまり、生まれた時点で、正常な卵子は、100万しかない。思春期には、それが30万個以下となってしまう。一生の内、その内の約500が、月経周期ごとに排卵されることとなる。
 卵子は、年毎に宇宙線などにより傷付き、母親の出産年齢が45歳以上だと、ダウン症の生まれる確率は、25人に1人程にもなってしまう。

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医科の前に歯科が潰れる・・・

2008-01-27 07:31:04 | Weblog
 歯科医に広がるワーキングプア (医療介護情報CBニュース)

 産科・小児科・救急医療を中心に「医療崩壊」が各地で社会問題化する中、歯科医療がより危機的な状況にあえいでいる。2000年以降の相次ぐ診療報酬のマイナス改定で医療 機関の経営が全体的に悪化したばかりでなく、歯科では73項目にわたる保険点数が20年間も据え置かれていることが影響している。歯科医師や歯科技工士らに支払われる診療 報酬は先進国に比べ極めて低く、歯科医師の5人に1人が年収300万円以下、歯科技工士の3人に1人が200万円以下のワーキングプア状態に置かれているという。

 ウーッ、歯医者さんがお医者さんよりも先に倒れてしまいそうだなあ。6カ年の大学生活後に首尾よく国家試験に合格しても、何も出来ない。安いお金をもらって見習いをしながら、借金をして開業する。しかし、実際は、開業しても、夜逃げって感じのケースもあるらしい。

 歯科医師は、医師以上に増え過ぎて、医師は26~27人程度に比べ、歯科医師は単科で10万人程にもなっているとか。全国の内科を標榜する診療所は、約5万件、歯科は6万件以上で、更には、年間増加数でも、明らかに歯科の方が内科よりも多くなっているとか。その数は、全国の総コンビニ件数4万件をはるかに上回っている。2008年4月の保険改定が計画通りに実施されれば、とある有名団体の試算では、2010年頃までに約3分の1の歯科医院は廃院に追い込まれるとのこと。
 歯科衛生士の給料は、同年代の短大卒のOLよりも給与や時間給が低く、その為に歯科衛生士の離職に拍車がかかり、歯科衛生士の免許を
もちながら、他の職種につくケースが対数曲線的に増加しているとのこと。
 医療と同じで、歯科保険も、良心的にすればする程、診療報酬が増えない仕組みになっているらしい。医科と同じ出来高払い制度なので、「予防」に力を入れる程、収入減となる。いい歯科医師は、できるだけ歯を残そうとすると思うし、できるだけ歯を削らない様にしようとすると思うので。しかし、そうすればするほど収入が減ってしまう。これは医科でも同じじゃないでしょうか。良心的な医師は、西洋医学の多くが対症療法でしかないことを熟知していて、(無駄な検査をせず、捨てられる薬を処方することなく、収入に直接結ぶ付かない、いや、むしろ減になると思われる)生活習慣の大切さを強調し過ぎる程に何度も強調していますから?!

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