日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

為になるかも知れない本(その250)

2008-01-18 08:05:32 | Weblog
○昭和61年1月1日(水)晴。
 年頭所感
1、患者さんを大切にすること
2、いつも笑顔を絶やさないこと
3、患者さんを不快にさせないこと
4、朝7:40から診療すること
5、毎日運動すること
6、体を大切にすること
7、いろんな本を読むこと
8、ハングル語を勉強すること
9、英会話を熱心にすること
10、本を出版すること
11、医学をもっと勉強して、清の実力を身に付けること
12、自分が今どんなに幸せであるかを毎日感謝して生きること

与える、耐える、そして味わうこと。誠実・寛容・感謝

○昭和61年1月2日(木)雪。
 84人来た。休みは、いろいろハプニングがある。まあ、(訴訟も経験して、それ以後開き直る感じになって)自分には耐える力もそれなりに付いたかなあ。○○と言う患者さんのことでいろいろもめたが、こんな時にも自分なりに上手に対応できる様になった。いろんな患者さんがいる。どんな時にも平静なる心で冷静になることかなあ。耐える力、感謝する心が大切だ。仕事をさせてもらっていることにも感謝するべきだ。生きていられることにも感謝。自分のいい思いを、他の人にもさせてあげたい。

トラブルの例1
 県外の人で、年末にインフルエンザで入院して、入院中にけいれんが起きた。その子の父親から、「けいれんが起きるのが心配で入院したのに、どうしてこんなことになったのか、ちゃんとしてくれ」って感じで言われた。(退院するまで、不穏な雰囲気だった)
トラブルの例2
 生後数カ月の乳児で、県外の人で、細気管支炎で入院させた(幸いに、軽くて済んだ)。で、どうしても○○に帰らないといけないと言うので、まだ治り切っていない状態で退院させた。大きな病院に必ず行って下さいと言って、紹介状を書いた。この母親が心配して、母乳の出が入院中に悪くなっていた。紹介状先の病院に行って、入院の必要はない、大したことないと言われた。父親から、「母親が異常に心配して、精神的に参っている。行った病院からは、大したことないと言われた。不安にさせた責任をとってもらいたい・・・」と電話で言って来た。(私は、直ぐに、お詫びの手紙を書いて送った)
トラブル3
 入院中の小さな子の祖父から自宅に電話が掛かってきた。で、私がカルテが手元にないのでちゃんと説明が出来ないと言ったら、「主治医だろうが・・・」と言って、ひどく叱られた。(患者さんの入院が1カ月に100人以上あると、それぞれをちゃんと把握できない)

○昭和61年1月3日(金)晴。
 高校の同窓会に出席した。「スゴク金をもらっているんだろなあ、医者はいいなあ・・・」って感じで言われた。誰に会って、そんな話ばかり。深夜も拘束されて、年末年始も、体ガタガタ状態で休まずに働いているのに、そのことに対してのねぎらいの言葉なんて誰からもない。まあ、仕方ないか。

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