日本維新の会が、民主主義の根幹にかかわる「桜を見る会」と世界の保健衛生にかかわる「新型コロナウイルス」を自らの改憲策動に利用している。見識を疑う。1月28日の衆院予算委員会で、維新・馬場幹事長は新型コロナウイルス対策のためにも改憲をして「緊急事態条項」をつくるべきだと主張した。これについてはまともな評論家は、改憲ではなく法律で対処すべき問題だとその不見識を指摘した。30日の参院予算委員会では、音喜多議員が「桜」をめぐる首相の公文書廃棄、改ざんなどを口実に、「公文書改革を旗頭に力強く憲法改正を推し進めるべきだ」と述べた。「桜」問題で何の追及もしない維新が、こともあろうにそれを理由にあげて改憲を迫るとはあいた口がふさがらない。
これに対して安倍首相は、待ってましたとばかりに、「憲法改正に向けたたいへん力強いご提案をいただいた」「建設的な議論をよびかけておられることに敬意を表したい」と満面の笑みだ。
維新という勢力の黒い狙いには心底警戒が必要だ。
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