山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

悲惨・14歳以下の出産200万件(国連人口白書)

2013年11月01日 01時28分43秒 | Weblog
 今日(2013・10・31)の『赤旗』は「14歳以下出産200万件 国連白書 少女の妊娠は重大問題」と題する記事を国際面に載せた。
 国連人口基金は10月30日、「世界人口白書」を発表し、開発途上国で毎年730万人の少女(18歳未満)が出産しており、少女の妊娠が重大問題だと訴えた。そのうち200万件がなんと14歳未満なのだ。出産にともなう高い死亡率や長期におよぶ健康上、社会的な被害を指摘している。
 彼女らの多くは学校に通うことができず、教育を受けられないため仕事にもつけない。少女の妊娠は経済的影響も大きい。しかも少女自身に選択権がなく、どうにもならない結果として妊娠する。
 この記事を読んで暗澹たる気持ちになった。
 途上国の多くの少女が学ぶ権利を奪われ、自分の能力を発揮する機会を奪われ、望まぬ妊娠(すべてがそうだとはいわないが)によって人間的開花を阻害されていることに思いをめぐらさざるをえなかった。
 すべての世界の少女に、しっかりとした初等基礎教育を(どこかの大阪市公募校長が基礎教育のために思った英語教育ができないとだだをこねて職務を投げ出したことがあったっけ)、さらに中等普通・職業教育を、のぞむ少女には高等教育をと願わずにはおれない。
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会社の経費で飲み食い、橋下氏の過去、教員の世界

2013年11月01日 00時30分33秒 | Weblog
 バブルのころは、会社の経費での飲み食いは大々的に行われていたようだ。バブルの崩壊は、歓楽街に打撃をあたえた。
 わたしは、週に一回、再任用でつとめた池田市で無料塾の運営にかかわっている。無料で小中学生の勉強のお手伝いをするのだ。このご時世だから、すべての家庭が塾に通わせているわけではない。講師の元教員たちは、交通費を含め手弁当でこれにかかわっている。
 9時におわるので、そのあとまだ店を開いているところで、わたしは晩御飯をかねてビールを飲む。今日は、こじんまりした焼き鳥屋だったが、わたし以外の2組3人が帰りに領収書をもらった。つまり会社の(個人経営もあるだろう)経費でおとすのだ。残業のためにやむなく9時ごろに食事しなければならなかったこともあるだろう。会社が夜食費を持つのは当然だ。だがすべて経費で処理というのも同意しかねる。というのは、橋下大阪市長が弁護士時代、昼飯でさえもすべて領収書を集めていたのだから。橋下氏が知事の時、修学旅行付き添いの教員の食事代を自腹にした。家でも食事するのだから修学旅行で勤務でも食べるなら払えというのだ。だが3日も4日も弁当を持参することはできないし、ホテルでの生徒の食事も指導の大事な場面だ。いっしょに食事することが仕事になる(現に職務命令が出ている)。にもかかわらず、家で食事する数倍のお金の負担を要求される。結局、修学旅行に行くと教員はお金の持ち出しになって損をする。
 通常のことでも、わたしが勤めていた学校関係では、公費で食事が出たことは金輪際ない。出るとしても職員の積立金で体育祭や入試の時に弁当が出るだけだ。つまり自分で弁当を用意しているのだ。生徒指導関係でどんなに夜遅くまで勤務しても、休日に勤務しても、食事がでることはない。以前、大阪府庁でやや不正な手法で公金を貯めて(公正な手法で貯めることはできない)、その金で議会開会中など深夜勤務を強制されるときのカップラーメン代に当てていたことが暴露されて、みんなが一斉に処分されたことがあった。あれ以来、カップラーメンの支給はなくなったらしい。
 カップルとおじさんが領収書を要求するのを見ながら、そんなことを思い出していた。その20分あとに会計をした私に、店長はレシートを差し出しながら、領収書にしましょうか、といってきた。いろんなことを思い出して、ブログで発信せずにはおれない気になった。
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