山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

維新凋落、堺につづいて岸和田でも

2013年11月25日 08時08分48秒 | Weblog
 24日(2013・11・24)投開票の岸和田市長選挙で、維新候補が完敗した。当選は信貴芳則氏、32,465票。落選は原田栄夫氏、21,785票。原田氏は維新隠し作戦できたが、状況が悪いと見るや維新議員を総投入する一方で、反共宣伝に力を入れた。大阪では無敗を誇り、どんないかがわしい人物でも維新を名乗ればあっさり当選がつづいてきた。異常な政治状況だった。だが9月の堺市長選挙で完全に状況は変わった。岸和田での敗北で2連敗。あとは来年の、大阪市民による大阪都構想住民投票で最終決着だ。
 ついでに、11月16、17日実施の『朝日新聞』の大阪府民世論調査を見ておこう。
 橋下大阪市長を支持するかどうかでは、支持49%、不支持31%で、支持が過半数を割った。2月の調査では、支持61%、不支持25%なので、大きい変化におどろく。
 大阪都構想への賛否では、賛成32%、反対37%。反対が賛成を上回った意味は大きい。来年の住民投票は目処がついた。大阪都構想で大阪の経済がよくなるかの問いに、よくなる34%、そうは思わない42%と覚めた目で見ている。
 ただ、この世論調査は大阪府民対象で、大阪市民に限定していない。そこがこの調査の限界だ。大阪市民対象の調査をすれば、橋下維新にもっと厳しい結果が出るのは明らかだ。大阪市民はこの2年間で橋下維新政治を肌身で感じてきた。大阪市民に限定した調査ができるはずだし、府民調査のなかから大阪市民だけ抽出集計はたやすいのに、あえてそれをしない。橋下維新をもちあげ、おもねってきた歴史からまだ断絶していない。
コメント (2)
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