山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

最高裁裁判官の国民審査で×を

2009年08月24日 10時49分50秒 | Weblog
 総選挙では最高裁判所の裁判官の国民審査がおこなわれる。最高裁は全体として労働者・国民の権利を制限する、国家への従属をもとめる役割を果たしてきたので、私はいつも×をつけてきた。
 今日の新聞(朝日)に、今回国民審査にかけられる9人の裁判官の紹介記事があった。また、×印をつけようという意見広告も載っていた。住所によって選挙の1票に不平等があるのは憲法違反だと訴えた裁判で、1票の不平等を容認する判決をだした2人の裁判官に×をつけようというのだ。その2人は、那須弘平裁判官と涌井紀夫裁判官だ。
 もう一つ。先日、私も原告のひとりに加えてもらった自衛隊イラク派兵差止裁判(大阪)の原告弁護団長の辻公雄弁護士から、竹内行夫最高裁裁判官に×をつける運動についての知らせが届いた。竹内行夫裁判官は外務省事務次官から最高裁裁判官に就任した人物だ。竹内氏は、国際法違反のイラク侵略戦争に際して自衛隊派兵を率先賛同した。国際法違反の戦争に手を貸した人物が法の番人だというのは、成り立たない。当然、国民審査で罷免すべきだ。
 最高裁裁判官は内閣が任命する権限を持っているから、自民党政府によって意のままにあやつられてきた。本来、抑制的であるべきなのだが、権力を持つと押さえがきかないのだろう。
 今回の総選挙で自公政権は国民の審判で退場することは確実だ。同時に国民審査においても、わからないから白紙で出す=信任するということはやめて、きちんと批判したいものだ。
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