山上俊夫・日本と世界あちこち

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義家文科副大臣が内部告発者を処分する脅し その前に漢字の勉強をしろ

2017年06月13日 23時36分45秒 | Weblog
 13日、義家弘介・文科副大臣が、加計問題で「総理のご意向」などの内部告発をした職員を処分する可能性を示唆した。自由党の森ゆう子議員が「告発した人は公益通報者だが、権利を守るか」「勇気をもって告発した人の権利を守って」と主張したのに対し、義家副大臣は、一般論と断りつつも「上司の許可なく外部に流出されることは、国家公務員法違反になる可能性がある」と処分の可能性を示した。
 問題の文書の存否の確認に、5日もかかってまだ報告がなされていない。存在を否定しようがない文書は、半日もあれば確認できるのに、あえて遅らせているのは、処分をちらつかせた義家のいったこととからんでいる。報復的処分の準備、対策と、国会閉幕への時間稼ぎによるものだ。この政権と政権与党の末期的状況にはいうべき言葉もないくらいだ。
 石破氏が国家特区の大臣をしていた時につくった4条件に明らかに及ばない加計学園を総理の意向で押し通そうと圧力をかけたことが行政の公正公平をゆがめたとして内部告発することは、国民の利益と民主主義にかなうものだ。
 義家の顔つきはずいぶん悪くなった。こんな上司の下で働く文部官僚たちもかわいそうだ。いつ処分されるかわからない恐怖の下で仕事をするのだ。
 ところで義家といえば、ヤンキー先生で売り出し、教師時代とは180度違うことを言って自民党のおかかえとなって、文科副大臣にまで登りつめた。安倍文科省のシンボルとして登用されたのだろう。
 だがこの副大臣、学力的には情けないレベルだ。5月25日の答弁で、官僚が用意した原稿の「もっぱら自己の職務遂行の便宜のために」の「べんぎ」を「びんせん」と読んだ。2回も。どう考えても「びんせん」という意味不明の言葉がここにくるはずがない。読めない字があっても瞬時に類推できるのが学力というものだ。これ以前にも、「世界各地に出自をもつ様々な民族」の「しゅつじ」を「でじ」と読んでいた。
 これについては安倍首相が先輩格だ。1月に「訂正云々というご指摘はあたりません」の「うんぬん」を「でんでん」と読んでいた。菅官房長官もだ。前川・前事務次官を誹謗中傷する発言で、「地位に連綿として」とはっきりいっていた。これをテレビ、新聞は忖度して、「地位に恋々として」とないしょで訂正して報道した。安倍内閣の面々は、強権政治を反省して漢字の勉強をし直した方がいい。

 
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