山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下さんはほんとに弁護士?

2011年06月11日 09時04分46秒 | Weblog
 東京の森さんから、君が代起立強制条例にかかわって、「橋下さんはほんとに弁護士?」というコメントをいただいた。森さんのおっしゃるとおりだ。わたしもそう思う。わたしは弁護士の資格を欠くと思っている。  
 強行採決をしたあと、6月8日に橋下知事は府教育委員との懇談をした。教育委員からは君が代起立条例への批判的意見があいついだ。その中で橋下さんからは、人権擁護が使命である弁護士資格と両立しない発言があった。
 東南アジアから教員を迎えた場合、「日本の公務員になるなら(君が代を)起立・斉唱すべきだ」とのべた。教育委員から、「日の丸・君が代」に抵抗感がある東南アジアから教員を迎えることもあると指摘したことに答えたものだ。
 また、「教え子を再び戦場に送らない」とがんばっている教員が子どもたちの信頼を得ていることもあるとして、処分は十分われわれとコミュニケーションをとってほしいと求めた。これに対し、橋下さんは「そういう(起立しない)教員が採用試験でなぜ合格したのか」とのべた。弁護士の言葉ではない。思想・良心の自由は基本的人権の中核なのに。この発言は、憲法が保障する思想・良心の自由に対する挑戦であり、否定だ。教員採用で思想差別しろというのだ。
 橋下さんは、「君が代」起立は思想・良心の問題ではなく、ガバナンス、統制の問題だということをなんども言ってきた。人権の問題は存在しないというのだ。恐ろしい発想だ。これについては大阪弁護士会あるいは日本弁護士会の見解で橋下氏の誤りは100%明らかになっている(うその代名詞である20000%ではない)。
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