山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

桜田五輪相、ついに辞職

2019年04月10日 21時23分05秒 | Weblog
 桜田義孝オリンピックパラリンピック担当大臣がついに辞職した。もっと前に辞職、いや罷免すべき大臣だった。任命責任を問わなければならない。
 「オリンピック憲章は読んでいない」のにオリンピック大臣がどうしてできるのか。戦後日本の出発点の基本中の基本文書である「ポツダム宣言はつまびらかに読んでいない」安倍晋三が総理大臣なのだから、桜田氏がオリンピック憲章を読んでいないとしてもちょうど釣り合いがとれている。
 桜田氏は、さらに、水泳の池江璃花子選手が白血病で闘病すると表明した時に、「ほんとうにがっかりしている」といった。4月9日の参院内閣委員会の答弁で、東日本大震災の被災地・石巻を「いしまき、いしまき」と3回もいった。びっくりの常識。
 くわえて、今日10日、自民党高橋比奈子衆院議員のパーティーで、岩手県出身の高橋氏への支援を呼びかける中で「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言した。これでおしまい。自民党の仲間・高橋さんが復興上に大事だというのは彼の本心だろう。でも判断力に掛ける桜田氏は被災地を傷つけることを平気で言う。仲間内のパーティーだからと。それにしても何度と問題発言してきたのにかばい続けてきた安倍首相の責任は重い。
 つい先日は塚田一郎国土交通副大臣が辞職した。福岡知事選の自民候補の集会(1日)で下関北九州道路計画を「総理とか副総理が言えないので、私が忖度した」と述べ、、さらに参院自民幹事長と面会した時「これは総理と副総理の地元の事業だよ」といわれ、「私は物分かりがいいすぐ忖度する。分かりましたと応じた」と説明した。
 この塚田事件の報道で、びっくりし、腹が立ったことがあった。関西のどこかのテレビで、出演していたふたりの芸人が、この塚田は、身内の集まりで笑いを取ろうと忖度を言ったが完全にすべっている、もっとうまくやらんとあかん、という趣旨の「解説」をした。とんでもない解説だ。民主政治否定の重大事件を身内でのふるまい方の指南の問題にすりかえている。最近はやたらと芸人が報道ワイドショーにでかでかとでている。ほとんど学識や見識を持たないのに、口先だけは滑らかなのを重宝がられて多用されている。テレビ局はいい加減にしてほしい。このテレビの問題は桜田・塚田問題と同程度に重大だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする