山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

山谷えり子国家公安委員長、ヘイトスピーチ在特会と親しく写真

2014年09月23日 11時46分15秒 | Weblog
 安倍お友達人事でめでたく国家公安委員長になった山谷えり子氏が、日本のネオナチ在特会(在日特権を許さない市民の会)関西支部長(当時)増木重夫氏と親しく写真に納まっていたことが問題になっている。在日特権というが、どんな特権があるのか不明、ありもしない特権をもっていると攻撃する。
 『週刊文春』(9月25日号)が山谷氏に取材すると、「ザイトクカイって何ですか?どういう字を書くんですか?」「誰のホームページですか?その方、存じ上げません」と、在特会なんて初めて聞いたととぼけた。山谷さんという人、相当の人物だ。
 写真を掲載した増木氏は、2009年2月22日、「竹島の日」関係行事のために前日から松江市内の「ホテル一畑」に泊まっていた山谷氏を訪ねた。増木氏らは街宣活動を行なうために松江に乗り込んでいた。ブログでは「山谷先生の宿泊されているホテルへ押しかけ、少々遅い『夜明けのコーヒー』。諸々の事案を相談」「いつものことながら、先生ハイテンション。あのエネルギーはどこから来るのか。『えり子先生ホの字の会』(勝手応援団)の設立を検討中」と書き、在特会7人と山谷氏との写真を載せた。
 山谷氏は2010年12月にも、参院議員会館の自室で増木氏と面会し、写真を撮っていた。増木氏らの会報「M情報活動報告」(11年1月15日付)には、「平成22年12月8日、新しくなった参議院議員会館を早速訪問」と説明書きがあった。(『赤旗』2014年9月19日、20日付による)
 増木氏は09年4月6日付けで関西支部長の職を解かれているが、小学校長への脅迫事件を起こしたので辞めたのだろう。
 山谷氏と在特会幹部との関係は「どういう字を書くんですか?」というようなものではない。いまや一般人でも在特会のことは知っている。これはしっかり記憶すべき、歴史に残る名言だ。もろもろの事案を相談し、新装の議員会館を訪問するような関係が、名前も字も知らない者との関係であるはずがない。ヘイトスピーチをめぐり威力業務妨害罪で有罪判決を受けた団体と国家公安委員長がじっこんの間柄だということは民主国家にとって重大問題だ。国家公安委員長の罷免を求める運動を起こさなければならない。ヨーロッ世界では、ただちに政治の舞台から追放される事案だ。
 さらにさらに、この増木氏、安倍首相とも親しい間柄のようだ。笑顔の安倍氏が増木氏とツーショットに納まっている写真が出回るに至った。「マスキクンのこと覚えてくれてました」と書いている。安倍改造内閣は19人の閣僚のうち15人が、右翼団体「日本会議国会議員懇談会」に所属している。日本のネオナチと深い関係にある政権だと世界に知れわたりつつある。
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