山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

プーチンと相通じる石破幹事長

2014年03月08日 23時25分15秒 | Weblog
 自民党の石破幹事長が、3日の記者会見で、ロシアのウクライナ侵略に関し、これを容認する見解を述べた。
「ウクライナにおける(ロシア軍による〉自国民保護ということなのであって、日本流にいえば邦人救出という話しだ」「武力の行使とか、武力介入という言葉とは少しニュアンスを異にするのではないか」
「わが国が邦人保護のために(海外に)自衛隊を派遣することになっても、それは武力行使とか武力介入というお話にはならない」「仮に軍事力を伴うものであっても」
「国連と何の関係もないものも、武力介入、武力行使にならないのは世の中の常識」
 自国民保護、邦人救出であれば国際法違反ではなく、侵略でないという論だ。まるで80年前の政府のいい方ではないか。戦前回帰の本音暴露だ。これではロシアを批判する足場をもたない。 
 自衛隊を国防軍にし、集団的自衛権行使容認に憲法解釈を変えて、邦人救出に国防軍を送り込もうというのか。そのお手本を示してくれたのがプーチン。同じ民族、あるいは自国民救出だといえば、他国の主権を侵害して軍隊を送り込むことを国際法はどこでも認めていない。
コメント (2)
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