山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

自民党、茶番を演じてTPP容認へなだれこむ

2013年03月14日 11時29分21秒 | Weblog
 北海道のTPP反対集会では、自民公明は姿を隠したが、中央の集会には自民・石破、公明・井上が出席した。ところがTPP反対の鉢巻をせず登壇したため、参加者から「鉢巻はどうした!」とヤジが飛んだ。最後にこぶしを突き上げる時も腕がちぢんだままだった。
 15日金曜に参加表明をするために、自民党のTPP対策委員会は13日夜総会を開いた。時間無制限でやるといっていたが、2時間ほどで終わった。その前日の怒鳴りあいの場面がテレビで報じられ、自民党のなかでも頑張っているのだと思わせながら、それらも含めて参加の環境づくりにすぎなかった。そもそも、TPP対策委員会なるものは採決をしない。はじめに結論ありきだ。意見は言わせるが採決はしない、これでは小学校の児童会以下だ。じつに、自民党は鵺(ぬえ)のような集団だ。前日、怒鳴り声をあげた議員も、交渉参加容認決議のとりまとめにくわわって満足の顔だった。
 TPPはアメリカがアジアを取り仕切るための経済分野の鍵であり、日本財界が農業・食料を犠牲にして、医療・労働分野などでTPPの枠組みを利用してあらたな利益をあげる構造をつくろうというものだ。労働者国民の生活はアメリカと財界の強欲によってほんろうされる。
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