山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

強者のための道州制

2010年04月06日 13時35分44秒 | Weblog
 切抜きを整理していて、2010・2・25『朝日』のオピニオンのページの福井県知事・西川一誠さんの文章がひきちぎってあるのがみつかった。あらためてハサミできちんと切りそろえた。
 「地方知事ネット 9人でふるさとの知結集」という題の投稿だ。青森、山形、山梨、長野、奈良、島根、高知、熊本、福井の9県知事で作ったそうだ。都市と地方という関係にひきずられているのを解き放って、ローカル・アンド・ローカルという新しい連携の形をつくろうというのだ。坂本竜馬をはじめ昔は、地方の人物が地方の間を行き来して日本を動かしていたという。そのとおりだ。
 特に「道州制のような都市を中心に勢力範囲を広げる拡張的思想ではなく、地方の個性の尊重と互いの交流による相乗効果」という見解に注目した。道州制の震源地は日本財界だから、地方に住む人々のための構想ではありえない。だが表向きは地方分権を看板にかかげる。この地方分権、地域分権が、実ははくせものだ。眉につばをして聞かなければならない。
 西川知事が、道州制を「都市を中心に勢力範囲を広げる拡張的思想」と定義したのは、道州制の客体となる地方からの定義だけに注目していい。
コメント (4)
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道端のコケ

2010年04月06日 13時10分43秒 | Weblog
 夕方、家の裏の専用ジョギングコースを走っていたときのことだ。専用といっても所有しているわけではない。1周1キロのほぼ四角い道路を勝手に専用コースと呼んでいるだけだ。
 乾いた大阪市内の道路にもコケがはえている。どこでもというわけではない。日照り、日陰が交互にくる場所に生えるようだ。歩道のアスファルトと縁石のすき間のところに、小さいながらこんもりと生えている。
 ところがあちこちでコケがひっくり返されているではないか。「あー、こんなことするなよ、これだけになるのにどれだけ時間がかかったことか」と思った。大きいのを元のところに並べて戻した。
 2周目になると、小さいコケも気になって、すわりこんで並べ戻した。さらに走っていると、こんどは車道の方に落ちているコケにも気付いた。これもすわりこんで戻した。立ち上がるとき、ちょっと貧血気味にフッとなった。
 乾燥した大阪にも、砂や土の吹きだまりのところに草が生える。小さなすき間に溜まった水をすってコケが生える。何年もかかってのことだろうが、自然の力を感じる。家の小さな庭にもコケがある。広がるように雑草を抜いたりして見守っている。
 道路のコケは、家のコケ、有名な苔寺のコケとは種類がちがう。緑が濃くてビロードのようにきめ細かい。すこし調べたが種類はわからなかった。
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