山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下知事、豊中市長選挙に介入

2009年12月25日 23時52分42秒 | Weblog
 伊丹空港の存廃をめぐって、橋下知事が12月24日、「豊中市長選が勝負になる。最終的には選挙で市民に訴えていくしかない」「将来、空港を残すことが地元の不利益になる。政治家の感覚として断言できる」と語った。
 国交省、関係自治体、関経連との協議で伊丹廃港をひっこめたはずだが、豊中市長選でまた持ち出している。自分に批判的な市長をひとつひとつつぶしていくのも目的のようだ。豊中市長がたとえ廃港賛成になっても、肝心の伊丹市・兵庫県が強硬に反対すれば思うように行くわけではない。
 しかし、府知事にある人物が自分の住んでいる市のこととはいえ、知事として介入するのはやりすぎだ。選挙で市民に訴えるというなら、知事をやめて市長選挙にでたらいい。
 4ヵ月後のことだから、もう意中の人がいるのか。そうでなくともこんな発言をすることで知事にすりよって立候補の名乗りをあげるひとは必ずでてくる。
 空港を残すことが地元の不利益になると断言するが、地元の不利益は騒音問題だ。でも9時以降の飛行差し止めで一応最低ラインはクリアしている。地元豊中の不利益とは何を意味するのか、感覚だというだけではさっぱりわからない。
 知事が介入して最大の争点にするといいだしたのだから、争点のひとつにはなるだろう。市長選で廃港賛成とならなかったら、こんどは本当にひっこめるのか。
コメント (2)
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