思い立ったが吉日、ということで佐渡へ。
仕事の都合で前もって計画が立てられないもどかしさ・・・ それよりも急な話で先方の迷惑になることもありますので 気をつけてはいるんですけどね。これでも。
思ったよりも海は穏やか。と自分を安心させて出航。
港の外は天気予報通り、波が高かった・・・ (>_<) おまけに「ときわ丸」ですから、船酔い注意報発令。
そうは言いつつも、佐渡行きは慣れておりますので難無くいきましたわ。
私が佐渡に行くといえば、目的はひとつしかありません。例により「金鶴」醸造元の加藤酒造店さんへお仕事の邪魔をしに。
発酵中の醪(もろみ)。お米のデンプンが糖に変えられ、その糖がアルコールと二酸化炭素に変わる現象がこの中で起きています。
醪の近くはとてもいい香りが漂っているんですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=QAC3p-JUnqQ
ササっと見たら、お次は麹室(こうじむろ)です。
ここは麹菌を繁殖させる部屋ですので室温高め。ひと仕事すると汗をかきますよ。室外との温度差が大きいですから 出るときは汗をよく拭かないと予想以上に冷えます。
真ん中の写真はT内くんが蒸したお米に種麹(たねこうじ)を降りかけている図。うっすらと浮遊する緑色の粉が種麹、「もやしもん」というマンガがありますが、これがその「もやし」です。その下の写真が温度管理と時間をかけて麹菌が繁殖したお米。どのように繁殖させるかは酒蔵さんごとの考え方によります。
麹はお酒の仕上がりに大きく影響しますので、私はなるべく害にならないような下働きをばさせていただき、ほどほどのところで終業。
そのあとは言うまでもなく、美味しいお酒と肴で一杯・・・
さて、今年も金鶴の仕込みは順調ですよ…とお伝えしながら本日のブログはこの辺で〆させていただきます。