紅葉狩りにはちょっと早いと知りつつも新潟市秋葉区の中野邸に。
思ったよりも紅くなってますわ。
鮮やかな紅も好きですが、
枯れ気味な色も、
実はこれくらいの色バランスもかなり好きです。
水鏡と水面に浮かんだ葉の両者の気持ちになって眺めているのもけっこう好きです。
邸内に入ってからここまででおよそ5000歩かぁ・・・
何事も なしえぬ老いの身にしあれば あつきめぐみにいかで報いむ
石油王と言われた中野貫一氏が晩年に詠んだ句で、意は
『私もすっかり年老いてしまい、大したこともできなくなった。石油採掘に成功し今があるのは、神仏のご加護を受け、多くの人々に助けていただいたからに他ならない。授かった多くの恵みにいかに応えようか。』
とのこと。(中野邸記念館ホームページより)
このような広大な庭園(というか山と言ったほうが適切ですが)を わざわざこしらえたのも財力を自慢したかったわけではなく、多くの人たちの雇用の場をつくるためのひとつの策だったそうで、なんと人間の器の大きな人であろう…と来るたびにひれ伏す思いで鑑賞しております。
そういう精神の人物にこそ国の運営を担っていただきたいものですね。というか、私は私で出来ることをしっかりとやっていこうとあらためて思ったのでした。
それでは本日はこれにて失礼します。
明日から11月、どうぞごひいきのほど よろしくお願い申し上げます。