Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

苗村神社(2016年7月31日参拝)

2016年08月23日 | 神社
続いて竜王に移動し渋すぎる楼門がある苗村神社へ。



ここは道路に境内が分断されている珍しい神社です。

当然ながらまずは楼門を見る為に西本宮へ。

大型の無料駐車場がありました。


所在地:滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸467
御祭神:那牟羅彦神、那牟羅姫神、国狭槌尊
配祀神:大国主神、事代主神、素盞鳴尊
創建:不明
社格:式内小社、県社


【由緒】
当社の御鎮座は上古に属し延喜式神名帳に列座された長寸神社にして、
格式の高い式内社であります。

社伝によれば垂仁天皇の御代に当地方を開拓された
御祖をお祀りしたのが創祀とされます。

先人達は先祖に対する報恩の念により祖霊を神として、
当神域の東の方にお祀りしたのに創り、この祭神こそ当地方最高の祖神と心得、
地名である那牟羅(なむら)と同音になる長寸(なむら)の字に替えて、
長寸神社と申し上げました。

この御社を后の世になって東本殿と申すようになりました。

現時の社名、苗村の称号は社蔵の古文書によりますと、
この地域は日本書紀垂仁紀三年三月新羅王子・天日槍の條に曰う
吾那邑でありましたが、その后、那牟羅(なむら)に改まり、
更に長寸(なむら)に替えられました。

次いで寛仁元年(1017)正月、朝廷に門松用の松苗を献上することの
栄に浴して以来、年々の吉例となり、時の帝、後一條天皇はこれを嘉みせられ、
苗村の称号を賜り、以后苗村神社と呼ぶと記されています。

天正年間には織田信長が、天下太平を祈願し、
当社に馬鞍一具と太刀七振りを寄進している。

明治14年郷社、大正9年県社に昇格。


【大鳥居】



【参道】


奥に楼門が見えます。


【楼門】




大永2年(1522年)の建立の重要文化財。






素晴らしい。
渋すぎてクラクラする。(^^

滋賀県の神社の楼門は素晴らしいものが多いですが、
ここの楼門はトップクラスなのは間違いないですね。

感動。


【太鼓橋】



【境内】


奥に滋賀県でよく見るタイプの拝殿がありますね。


【境内社】




龍神池には野鯉が沢山いました。


【子守の像】





【神馬】



【神輿庫】


天文5年(1536年)建立された重要文化財。

神輿庫が重文なんて久しぶりに見た気がする。


【護国社】



【拝殿】


国の重文や国宝に指定されていませんが、
屋根が流麗で美しい拝殿です。



【狛犬】



【社殿】






中門の奥に徳治3年(1308年)に建立された国宝の本殿があります。

建保5年(1217)に修造され、
徳治3年(1308)に再建されたもの。


【八幡社】


重要文化財。


【十禅師社】



【境内社】



【儀式殿】



【不動堂】






平安時代後期から鎌倉時代初期の作の重文。

3人以上の事前予約で拝仏可能です。

西本宮は見所はこれで終了なんで、
道路を渡って東本宮へ。


【鳥居】



【参道】


西本宮と違った雰囲気です。

実に清々しい。


【大神宮】



【東本殿】




思ったより小さな本殿です。

左右の境内社は佐々貴社と天神社です。




重要文化財。


【狛犬】



【供養塔】



御朱印は社務所が閉まっていたのでいただけず。

滋賀県の神社はこれぐらいの規模でも御不在が結構ありますね。