浄土宗大公開の寺院参拝を終え、
本日ラストの参拝となるの、鈴虫寺や苔寺近くの浄住寺。
実はこのお寺が本日のメインです。
というのも、去年の3月に参拝したことがあるんですが、
御住職の存在を感じず、無住のお寺のように感じた。
なのに綺麗に手入れされている。
一体このお寺はどんなお寺なのか興味が湧くばかり。
そんな時にガイド付きの特別拝観で、
本堂や方丈が拝観出来ると知って、
拝観料が1500円と高額だけど、速攻で拝観予約したよ。
神仏日本文化研究者の山口隆太という人がガイド。
ネットで調べても全くヒットしません。
大概研究者ならある程度出てくるもんだけど、
かすりもしません。(^^;
この人は大丈夫なんだろうか?と思いながらお寺に到着。
<2014年3月15日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/2af5177fcddb5cf58656bd0a6bd60eff
所在地:京都府京都市西京区山田開キ町9番地
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦如来
創建:大同5年、弘仁元年(810)
開山:慈覚大師
札所:京都洛西観音霊場
【縁起】
【参道】
駐車場は奥のお墓参り用と、参道手前に2台分あります。
【山門】
【参道】
ここは紅葉の穴場と呼ばれていますが、
確かにそう思います。
【石段】
この古刹を感じさせる石段がたまりません。(^^
【本堂】
元禄10年(1697)に再建されたもの。
【方丈】
伊達氏第20代当主・伊達綱村の寄進による方丈で、
伊達屋敷亀千代御殿と呼ばれていました。
仙台から江戸、そして京都に移築されたもの。
方丈にて拝観受付。
方丈に上がれて嬉しい。
拝観受付は高級スーツをビシッと決めた方が対応。
あー、この方がガイドの山口隆太氏かぁ。
それらしい雰囲気あるわ。
【方丈庭園】
なかなか良い庭園です。
【寿塔】
寿塔の下の石窟に鉄牛禅師の遺骨が納められているそうです。
【手水鉢】
この苔がたまらん。
【方丈】
時間まで少し方丈内部を拝見。
20名限定でしたが、マイナー寺院で拝観料1500円がネックなのか、
拝観者は私を含めて6名でした。
【豊臣秀吉安堵状】
浄住寺の山林や寺領を安堵する云々が書かれています。
関白の花押入りでとても貴重なものです。
【秘仏】
こちらは何が祀られているか不明でした。
ここで神仏日本文化研究者の山口隆太氏が登場。
牛革のライダージャケットを着て、
後ろ髪を後ろを束ねた細身で不健康そうな三上博史チックな風貌の青年。
え?この人が山口隆太氏?
嘘でしょ。
受付してくれた方が山口隆太氏じゃないの?
全くの予想外の人物。
参加した全員がそう思ったはず。(^^;
人は見かけによらないと言うけど、
やっぱりお寺のガイドはそれらしい人物じゃないと説得力が無いよ。
最初の挨拶で「お寺で牛革はマズイと言われたけど、
お坊さんだってお肉食べてるから。」と言う始末。
本当に大丈夫かこの人?(苦笑)
【上げの間】
伊達騒動で毒殺されかけた綱村の為に、
向かって右側の掛け軸の裏は逃げる為に抜け穴になっていました。
【伊達綱村】
陸奥仙台藩の第4代藩主で、伊達氏の第20代当主。
【伊達騒動】
万治3年(1660)父・綱宗が隠居させられた為、僅か2歳で家督を相続。
綱宗の叔父に当たる伊達宗勝や、叔父に当たる田村宗良等が後見人となった。
しかし家中では父の時代から続く家臣団の対立や宗勝の専横などが続き、
伊達氏の家中は混乱が続いた。
しかも寛文6年(1666)には、綱村自身が宗勝の側近によって、
毒殺されかけるほどであった。
このような混乱続きの中、寛文11年(1671)に伊達騒動が勃発し、
伊達氏は改易の危機に立たされたが、綱村自身が若年であったことから、
幕府の裁定ではお咎めなしとされ、宗勝ら関係者が処罰されることとなった。
こうして、仙台藩は改易の危機から免れた。
【木杖】
伊達綱村が使用されていたもの。
こうして年に一回は虫干しをしているとのこと。
【方丈】
隣の部屋に移動。
こちらでは毎月・第3木曜日、葉室家の家元による煎茶のお稽古が、
行われているそうです。
大概お抹茶が多いですが、
煎茶というのは萬福寺を本山とする黄檗宗の流れからきています。
【掛け軸】
お寺なのに神と書かれている。
不思議だなぁと思っていると、
葉室家の中に春日大社の先代宮司さんがおられ、
先代の当主が何か書いてください、とお願いすると、
このように「神」と書いたそうです。
分かりやすい宮司さんですね。(笑)
ガイドさんによると浄住寺の檀家は葉室家のみとのこと。
このように一つの名家のみが檀家というのは、
京都のお寺には結構あるそうです。
【仏像】
観音像だと思うのですが、
よく分かりませんでした。
とりあえず、これで方丈の拝観終了。
いよいよ本堂へ参ります。
【内陣】
内陣はいかにも禅宗ですね。
堂内に入れてうれしい。
【輿】
【諸仏】
伽藍菩薩像。
中興時の当主葉室頼孝像。
この方がいなかったら京都三大祭のひとつである、
葵祭は現代に無かったかも知れないとか。
阿弥陀如来像。
釈迦如来像。
個性的な顔立ちですね。(^^
達磨大師像。
これまた強烈な顔立ちです。(笑)
徳川家位牌。
【祠堂】
本堂の奥に行くと沢山の位牌が安置されている祠堂。
その奥に開山堂となります。
関白の位牌もありました。
これにて本堂拝観終了。
貴重な体験でした。(^^
【雲龍図】
狩野永岳作とのこと。
【御朱印】
書置きをいただきました。
約1時間半にもわたる特別拝観終了。
今年から御住職が代わられ、
特別拝観を通じてより身近なお寺にしたいようです。
、
歴史的建造物の方丈や本堂内陣に拝観出来て本当に良かった。
ミステリアスな浄住寺を知ることが出来たのだから、
拝観料1500円は安いものでした。(^^
個人的に苔寺行くぐらいなら浄住寺に行きますね。
何故なら、
仏像・伽藍>>>>>>超えられない壁>>>>>>庭なんで。
今後も特別拝観やイベントが行われるとのことですので、
興味がある方は訪れてはいかがでしょうか。
本日ラストの参拝となるの、鈴虫寺や苔寺近くの浄住寺。
実はこのお寺が本日のメインです。
というのも、去年の3月に参拝したことがあるんですが、
御住職の存在を感じず、無住のお寺のように感じた。
なのに綺麗に手入れされている。
一体このお寺はどんなお寺なのか興味が湧くばかり。
そんな時にガイド付きの特別拝観で、
本堂や方丈が拝観出来ると知って、
拝観料が1500円と高額だけど、速攻で拝観予約したよ。
神仏日本文化研究者の山口隆太という人がガイド。
ネットで調べても全くヒットしません。
大概研究者ならある程度出てくるもんだけど、
かすりもしません。(^^;
この人は大丈夫なんだろうか?と思いながらお寺に到着。
<2014年3月15日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/2af5177fcddb5cf58656bd0a6bd60eff
所在地:京都府京都市西京区山田開キ町9番地
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦如来
創建:大同5年、弘仁元年(810)
開山:慈覚大師
札所:京都洛西観音霊場
【縁起】
【参道】
駐車場は奥のお墓参り用と、参道手前に2台分あります。
【山門】
【参道】
ここは紅葉の穴場と呼ばれていますが、
確かにそう思います。
【石段】
この古刹を感じさせる石段がたまりません。(^^
【本堂】
元禄10年(1697)に再建されたもの。
【方丈】
伊達氏第20代当主・伊達綱村の寄進による方丈で、
伊達屋敷亀千代御殿と呼ばれていました。
仙台から江戸、そして京都に移築されたもの。
方丈にて拝観受付。
方丈に上がれて嬉しい。
拝観受付は高級スーツをビシッと決めた方が対応。
あー、この方がガイドの山口隆太氏かぁ。
それらしい雰囲気あるわ。
【方丈庭園】
なかなか良い庭園です。
【寿塔】
寿塔の下の石窟に鉄牛禅師の遺骨が納められているそうです。
【手水鉢】
この苔がたまらん。
【方丈】
時間まで少し方丈内部を拝見。
20名限定でしたが、マイナー寺院で拝観料1500円がネックなのか、
拝観者は私を含めて6名でした。
【豊臣秀吉安堵状】
浄住寺の山林や寺領を安堵する云々が書かれています。
関白の花押入りでとても貴重なものです。
【秘仏】
こちらは何が祀られているか不明でした。
ここで神仏日本文化研究者の山口隆太氏が登場。
牛革のライダージャケットを着て、
後ろ髪を後ろを束ねた細身で不健康そうな三上博史チックな風貌の青年。
え?この人が山口隆太氏?
嘘でしょ。
受付してくれた方が山口隆太氏じゃないの?
全くの予想外の人物。
参加した全員がそう思ったはず。(^^;
人は見かけによらないと言うけど、
やっぱりお寺のガイドはそれらしい人物じゃないと説得力が無いよ。
最初の挨拶で「お寺で牛革はマズイと言われたけど、
お坊さんだってお肉食べてるから。」と言う始末。
本当に大丈夫かこの人?(苦笑)
【上げの間】
伊達騒動で毒殺されかけた綱村の為に、
向かって右側の掛け軸の裏は逃げる為に抜け穴になっていました。
【伊達綱村】
陸奥仙台藩の第4代藩主で、伊達氏の第20代当主。
【伊達騒動】
万治3年(1660)父・綱宗が隠居させられた為、僅か2歳で家督を相続。
綱宗の叔父に当たる伊達宗勝や、叔父に当たる田村宗良等が後見人となった。
しかし家中では父の時代から続く家臣団の対立や宗勝の専横などが続き、
伊達氏の家中は混乱が続いた。
しかも寛文6年(1666)には、綱村自身が宗勝の側近によって、
毒殺されかけるほどであった。
このような混乱続きの中、寛文11年(1671)に伊達騒動が勃発し、
伊達氏は改易の危機に立たされたが、綱村自身が若年であったことから、
幕府の裁定ではお咎めなしとされ、宗勝ら関係者が処罰されることとなった。
こうして、仙台藩は改易の危機から免れた。
【木杖】
伊達綱村が使用されていたもの。
こうして年に一回は虫干しをしているとのこと。
【方丈】
隣の部屋に移動。
こちらでは毎月・第3木曜日、葉室家の家元による煎茶のお稽古が、
行われているそうです。
大概お抹茶が多いですが、
煎茶というのは萬福寺を本山とする黄檗宗の流れからきています。
【掛け軸】
お寺なのに神と書かれている。
不思議だなぁと思っていると、
葉室家の中に春日大社の先代宮司さんがおられ、
先代の当主が何か書いてください、とお願いすると、
このように「神」と書いたそうです。
分かりやすい宮司さんですね。(笑)
ガイドさんによると浄住寺の檀家は葉室家のみとのこと。
このように一つの名家のみが檀家というのは、
京都のお寺には結構あるそうです。
【仏像】
観音像だと思うのですが、
よく分かりませんでした。
とりあえず、これで方丈の拝観終了。
いよいよ本堂へ参ります。
【内陣】
内陣はいかにも禅宗ですね。
堂内に入れてうれしい。
【輿】
【諸仏】
伽藍菩薩像。
中興時の当主葉室頼孝像。
この方がいなかったら京都三大祭のひとつである、
葵祭は現代に無かったかも知れないとか。
阿弥陀如来像。
釈迦如来像。
個性的な顔立ちですね。(^^
達磨大師像。
これまた強烈な顔立ちです。(笑)
徳川家位牌。
【祠堂】
本堂の奥に行くと沢山の位牌が安置されている祠堂。
その奥に開山堂となります。
関白の位牌もありました。
これにて本堂拝観終了。
貴重な体験でした。(^^
【雲龍図】
狩野永岳作とのこと。
【御朱印】
書置きをいただきました。
約1時間半にもわたる特別拝観終了。
今年から御住職が代わられ、
特別拝観を通じてより身近なお寺にしたいようです。
、
歴史的建造物の方丈や本堂内陣に拝観出来て本当に良かった。
ミステリアスな浄住寺を知ることが出来たのだから、
拝観料1500円は安いものでした。(^^
個人的に苔寺行くぐらいなら浄住寺に行きますね。
何故なら、
仏像・伽藍>>>>>>超えられない壁>>>>>>庭なんで。
今後も特別拝観やイベントが行われるとのことですので、
興味がある方は訪れてはいかがでしょうか。