Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

浄光寺(2015年10月10日参拝)

2015年12月15日 | 仏閣
千本えんま堂や釘抜地蔵近くの浄光寺に移動。

勝手に小さいお寺で駐車場は無いだろうな、と思いこみ、
近くの有料駐車場に車を停めて、
お寺に着いてみると無料駐車場があるという無駄な散財プレー。(泣)

うーむ、やはり事前のチェックは必要だな。(^^;

浄光寺は全くの無名のお寺だけど、
かの池大雅所縁のお寺でお墓があるとか。


所在地:京都府京都市上京区寺之内通り千本東入新猪熊町421
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明


【縁起】


当寺の境内墓地に江戸時代文人画の大家池大雅の墓がある。
大雅は若くより絵を志し柳里恭や祇園南海に学んだ他、
中国の画論や画譜を通じて独学で南画を研究した。

また禅を修行し日本全国を旅行した。
こうして生まれつきの超俗的な性格と相まって、
無造作な画法で人物や風景を詩的に表現する独自の文人画を大成した。  

代表作に黄檗山万福寺の約30面のふすま画などがある。
30才の頃、祇園町の娘、町と結婚し洛東真葛ヶ原に草庵を建てて住んだ。  
妻町も玉瀾と号する画家として有名で、夫妻とも数々の奇行が伝えられている。

安永5年(1776)大雅は54才で歿し遺言により当寺に葬られた。


【山門】


中に入ると月極駐車場がありました。
ここも経営が苦しいようです。


【本堂】


コンクリートの地面にほったて小屋のような本堂。

うーむ、これは本堂に上がってもガッカリするかなと覚悟した。(^^;

しかし、ところがどっこい、
予想以上の御本尊様がお待ちしておりました。(^^


【内陣】


早速本堂に上がらせていただく。

暗い壁に部屋の造りはどう見てもお寺の本堂ではない。

このお寺はかつて幾度も火災にみまわれ、
その都度、池大雅の作品を売り再建していたそうですが、
それも限度があり現在は新しく本堂を建てるお金も無いので、
このような本堂のままなのだそうです。


【阿弥陀如来】


御本尊。

有難いことに写真撮影OKでした。






とてもあの本堂の外観からは想像出来ない御本尊に感動。

いや~まいりましたよ。(^^

貸切でしばし見惚れてました。


【観音菩薩】




池大雅の念侍仏。


【各月の歌屏風】




池大雅の作品。

個人的に池大雅は好みではない。


【一枚起請文】




法然上人の遺言書を池大雅が書いたものだそうです。


【池大雅作品集】





【なかよし地蔵】



【鎮守社】



【御朱印】



いや~、まさかあれほどの御本尊様がいらっしゃるとは。
今回、拝観出来て本当に良かったしラッキーでした。(^^

通常非公開なのが実に惜しい。


これにて今年の浄土宗大公開の寺院参拝終了。

普段参拝出来ない寺院に行けて良かったです。
来年はまた違うお寺に行きたいですね。

極楽寺(2015年10月10日参拝)

2015年12月15日 | 仏閣
またまた徳林院や上徳寺等がある寺町の五条に戻り、
極楽寺へやってきました。

何故かこのお寺だけ公開が13時から15時という
中途半端な時間なんですよね。

いちいち戻るのはめんどいけど、
秘仏の伝弘法大師真作・安産地蔵菩薩像が、
特別公開とあっては参拝するしかないでしょ。



所在地:京都府京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町540
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明


【山門】


こちらは境内に無料駐車場がありました。


【宝篋印塔】



【本堂】


さすがに14時頃になると、
この界隈もあれだけいた参拝客もいなく静かなもんです。

極楽寺にもほとんどいませんでした。


撮影は不可でしたので、
内陣は浄土宗のそれをイメージしてください。

弘法大師作と呼ばれている地蔵尊は、
源頼朝の側室丹後局がこの寺のお地蔵さんにお参りして、
島津三郎忠久を設けたとの説があることから、
安産地蔵と呼ばれているそうです。


【御朱印】