「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

やまぼうし花の曼荼羅雨に垂る 山上雑林子

2015年05月18日 22時19分13秒 | 山上鎮夫
ヤマボウシ@偕楽園



金沢の兼六園、岡山の後楽園、水戸の偕楽園を日本三名園と云われる。
偕楽園は梅ばかりでないのに「梅」の印象が強いのか、或いは「梅の都」の宣伝をし過ぎなのかは分からないが、観光客は春先に集中してしまう。

兼六園や後楽園はそのような事はなさそうだ。
偕楽園は梅林ばかりでなく多くの樹木が植えられ、四季折々、様々な花を咲かせる。

千波湖から偕楽園に至る高架橋を渡るとヤマボウシが咲いている。



山地に自生ししているが、白い花が上を向いて咲くから、少しばかり目立たない。
雨に打たれると枝が下がって、花の存在が良く分かる。
この花が咲くと、梅雨も間近との感がある。

骨董の先達、山上鎮夫先生の句集『露霜』(昭和55年5月)の中には

やまぼうし花の曼荼羅雨に垂る
雨に垂る花やまぼうし手のとゞく
雨しづか花やまぼうしくれてゆく
コメント
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