「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

水戸城大手門等の復元整備

2015年05月06日 22時14分21秒 | 街創り
水戸城大手門等の復元整備



大形連休も今日まで、笠間の陶炎祭や国営海浜公園など大賑わいだったようだ。
水戸市内はイベント会場などを除けば、南町や泉町の商店街は人も少なく寂しい。商店が「3連休」の張り紙、完全にあきらめの状態だから深刻だ。
しかし、水戸駅は混雑し人の出入りは多かった。
駅まではきているのだから、如何に街中を回遊してくれるかが問題となる。

3月の北陸新幹線開業の時(新幹線利用では無かったが)、金沢に行き「兼六園」や金沢城址を訪ねた。
幕末に短期間で作られた偕楽園と比べ、歴代藩主によって長期に渡って造成された兼六園の完成度は素晴らしく、百万石と三十五万石の差を感じた。
それぞれの魅力は比較しようも無い点もあるが、年間を通して来客がある街であるかは重要なポイント。

三十年前頃に金沢を訪ねた記憶はあいまいだが、兼六園に隣接する城址は大幅に復元されて、城下町らしい雰囲気を盛り上げていた。

水戸は幕末の内戦、第二次大戦でのアメリカによる空襲で古い建物は灰燼に帰し、残ったのは弘道館の一部くらい。

元々、石垣がなく土塁で囲まれた水戸城跡だが、弘道館周辺の三の丸小学校を築地塀で囲み、それなりの景観を構成する工事は行われてきた。











昨年度は水戸二中から水戸一高・水戸三高にかけて舗道の脇の築地塀や石垣風の土止め、城門の復元などの工事が完了した。
現代の道路事情に合わせ、若干の場所移動や規模縮小はあったにせよ、城下町らしい気分は出てきた。


(旧水戸城大手門)


(旧水戸城本丸隅櫓、今回は二の丸に再建予定)

新たに、大手門・二の丸角櫓等の復元整備を推進するため「一枚瓦城主」を創設し、5月1日(金)から寄付金の協力の呼びかけが始まった。

3000円の丸瓦・平瓦、1万円の軒丸瓦・又は軒平瓦、最高の100万円で鬼瓦(大)など33,842枚を予定、金額として1億円以上を考えている。
総予算が幾らかは分からないが、市民参加により事業を推進したいとの願いだろう。
歴史的景観を創り上げ、市民や来訪者が心地よくなる環境は、水戸の将来に大きな力となるだろう。
振込用紙による申込みと現金による申込みを受け付けている。
現金の場合は歴史文化財課、埋蔵文化財センター、及び市立博物館で。
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