アルハンブラ宮殿、スペインうたたね紀行⑮
グラナダは8世紀以来ムーア人帝国の首都だった。
グラナダと言う言葉は石榴(ザクロ)を意味するというが、ザクロはシルクロードに関連したイメージがある。
1492年にキリスト教徒に奪回(レコンキスタといわれ、スペインを理解するキーワードだ)されるまで、城砦と離宮を造営し続けた。
従って、回教文化の影響が残り、東洋的な感じを受ける街だ。
アルハンブラ宮殿は町のはずれ「赤い丘」と呼ばれる高台に聳え建つ。
両側が谷で、宮殿全体が谷に臨んだ丘のに建てられているだ。
バスは急な坂を上リ、駐車場到着する。
駐車場から宮殿の入り口まで離れており、けっこう歩かねばならない。
とはいえ、イスタンブルのトプカピ宮殿ほどの大きさではない。
城内は大きく分けて次の四つの部分からなっている。
1王宮、 2カルロス5世宮殿、3アルカサバ、 4ヘネラリフェ公園。
イスラム文化に加え、キリスト教徒に支配されモスクは教会に変えられ、礼拝堂や修道院が建築された。
とはいえ、奇異な感じはしない。
はるか彼方のシェラネバダ山系から引かれた水が池や噴水として使われている。
貴重な水をふんだんに使用することによって、富と権力を誇示したのだろう。
水が在ることによって、多くの花や樹木が育つ。
イトスギが見たことも無いほどの大木であったのには驚いたし、多様な形に刈り込まれ、庭園構成の大きな役目を果たしているのは、ヨーロッパ的な作庭方なのだろう。
この時期、薔薇を初め沢山の花々が咲き乱れていた。
僕の好きな白のバイカウツギが沢山あったのは嬉しかった。
離宮はどの部屋も天井から壁まで、一面アラビヤ模様。
そして、精緻を極めた細工が成されている。
複雑な幾何学の文様は、アラビアの文化そのものだ。
偶像を拝したイスラムの文化は独特なスタイルを創りあげた。
アルカサバと呼ばれるエリアは、宮殿内では一番古い部分で、13世紀の要塞。
今は廃櫨となっているが、全盛期には24もの塔があったと言われる。
入り口の反対側、一番奥に位置するのがヘラネリフェ 公園。
14世紀初期に王の別荘として建てられ、水をふんだんに使ったロマンティックな庭園。
天空を刺すような糸杉、刈込まれた生垣。
咲きみだれる草花、大小の池に噴水が上がる様子など、清々しい美しさだ。
丘の頂上の尾根の部分に細長く造営されているから、何箇所も眺望の優れた場所がある。
暫し歩みを止めて、下に広がる町並みや遠くの山々を眺めた。
グラナダは8世紀以来ムーア人帝国の首都だった。
グラナダと言う言葉は石榴(ザクロ)を意味するというが、ザクロはシルクロードに関連したイメージがある。
1492年にキリスト教徒に奪回(レコンキスタといわれ、スペインを理解するキーワードだ)されるまで、城砦と離宮を造営し続けた。
従って、回教文化の影響が残り、東洋的な感じを受ける街だ。
アルハンブラ宮殿は町のはずれ「赤い丘」と呼ばれる高台に聳え建つ。
両側が谷で、宮殿全体が谷に臨んだ丘のに建てられているだ。
バスは急な坂を上リ、駐車場到着する。
駐車場から宮殿の入り口まで離れており、けっこう歩かねばならない。
とはいえ、イスタンブルのトプカピ宮殿ほどの大きさではない。
城内は大きく分けて次の四つの部分からなっている。
1王宮、 2カルロス5世宮殿、3アルカサバ、 4ヘネラリフェ公園。
イスラム文化に加え、キリスト教徒に支配されモスクは教会に変えられ、礼拝堂や修道院が建築された。
とはいえ、奇異な感じはしない。
はるか彼方のシェラネバダ山系から引かれた水が池や噴水として使われている。
貴重な水をふんだんに使用することによって、富と権力を誇示したのだろう。
水が在ることによって、多くの花や樹木が育つ。
イトスギが見たことも無いほどの大木であったのには驚いたし、多様な形に刈り込まれ、庭園構成の大きな役目を果たしているのは、ヨーロッパ的な作庭方なのだろう。
この時期、薔薇を初め沢山の花々が咲き乱れていた。
僕の好きな白のバイカウツギが沢山あったのは嬉しかった。
離宮はどの部屋も天井から壁まで、一面アラビヤ模様。
そして、精緻を極めた細工が成されている。
複雑な幾何学の文様は、アラビアの文化そのものだ。
偶像を拝したイスラムの文化は独特なスタイルを創りあげた。
アルカサバと呼ばれるエリアは、宮殿内では一番古い部分で、13世紀の要塞。
今は廃櫨となっているが、全盛期には24もの塔があったと言われる。
入り口の反対側、一番奥に位置するのがヘラネリフェ 公園。
14世紀初期に王の別荘として建てられ、水をふんだんに使ったロマンティックな庭園。
天空を刺すような糸杉、刈込まれた生垣。
咲きみだれる草花、大小の池に噴水が上がる様子など、清々しい美しさだ。
丘の頂上の尾根の部分に細長く造営されているから、何箇所も眺望の優れた場所がある。
暫し歩みを止めて、下に広がる町並みや遠くの山々を眺めた。