デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

新しいボイラーは円筒型にしよう

2013年10月03日 18時32分45秒 | 工作実習
2013/10/03(木曜日) 晴れ午後は雨



以前作ったアルコールランプを熱源にしたボイラーをガス焚きにしようと
工作を始めたがかなり大掛かりな改造になってしまいそうだ。


↓ ガス焚き改造しようとしたボイラー



↓ 熱源は灯心3本のアルコールランプ。 



↓ 最近入手した分離型小型ガスコンロ。 これをアルコールランプと置き換えようと思ったけど・・・




↓ 燃焼部とOリング気密接続部を銅パイプで離してみた。



↓ 燃焼テストはOKだけど・・・





だけどこの改造をすると、アルコールランプを使っての簡単なテストができなくなってしまう。
それにこんなボコボコ・ボイラーに手をかけるよりは新しいボイラーを作った方が良さそうだ。

そんなこんな、あれやこれや悩んだけど思い切って新しいボイラーを作ることにした。

そうだ、今度のボイラーはお釜を円筒型にしよう。
今までに作ったボイラーのお釜はカマボコ型が多い。
お釜の底面が平らな方が炎が良くあたってパワーが出るのではないかとの
思いからだがちょっと格好が悪い。
ボート用のボイラーは何と四角いお釜だ。 工作がしやすいように四角い
箱型のお釜にしたのだがやっぱりちょっと不恰好だ。

しかし、円筒型のボイラーにするには筒の両端を塞ぐ「鏡板」の工作をマスターしなくては・・・
工作方法は見よう見真似で大体わかっている。
銅板を丸く切り取って、丸い型に挟んで縁を折り曲げるんだけどその丸い型が無い・・・・

無いものは作る!

これが手作り工作のモットーだ。
有り合わせの材料で作った。


↓ ボートを作ったときの残りベニヤ板。 厚さは9mmある。 板面が平らだからこれで行こう。



↓ 角を切り落として円に近づけていく。 最後はヤスリでまん丸に仕上げた。 直径11cmの円板2枚だ。



↓ 鏡板になる0.5mm厚の銅板。 赤色できれいだ。
 


↓ 切り取った銅板をバーナーで熱して焼き鈍しした。 これで銅板は柔らかく曲げやすくなる。



↓ 焼きなまして柔らかくした銅板をベニヤの木型に挟んで固定する。



↓ はみ出している縁を金槌で叩いて折り曲げる。 銅板は柔らかいので簡単に曲がっていく。



↓ 金槌で叩いているとまた固くなってしまうので、木型から取り外して焼き鈍しをする。



↓ 再度木型で挟んで縁を叩いて曲げていく。 案外きれいに仕上がった。



↓ 縁を折り曲げた鏡板。(外側)



↓ 鏡板の内側。



↓ 夕食後の自由時間。 出来上がった鏡板を記念撮影。 サイズは直径11cm。



初めて作ったボイラーの「鏡板」。
うまくいくか?と心配しながら工作したが思ったより簡単にできた。
さぁ、次は胴作りだ。 これは銅板を切って筒状にするだけだからどうってことはない。
その次が難関だ。 胴(筒)の両端に鏡板をロウ付けするのだが、これが大変だ。
今までのボイラー工作ではここでいつもとても苦労してしまう。
でも、その苦労の中でいくつかのノウハウも獲得した。
今回は縁を折り曲げた本物の鏡板だからきっとうまくいくだろう・・・・(と、思うけど)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする