48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

左上段回し蹴りで完全KO負け!心が折れた(空手編)

2015年06月28日 01時57分11秒 | 空手
6月25日 空手の練習日

少年部の最後の方に入ると、見知らぬ小さな子供が2名おりました。
「???見学者???」
久しぶりの少年部見学体験です。多分保育園さんですね。たどたどしい動きながらも、一生懸命周りのお兄ちゃんお姉ちゃん(小学生)を見ながら、見よう見まねでやっております。
その後お母さんが、代表と入会手続きの事を話されておられたので、おそらく入会されるのではないかと勝手に思っております。
会員さんが増えるのは嬉しい。これも先日竹島神社に参って賽銭あげた御利益かもしれません。次回は賽銭の金額を100円にアップしてみよう(笑)。

今日の一般部出席者は、代表にK藤さんと私の3人である。M先生とK井さんは夜勤、A山さんは怪我との事です。やはり仕方がない事なのですが、仕事と怪我にはかないませぬなあ。

代表が見学者のお母さんと話してる間に、うちの若手のエースK藤さんに、遠い間合いからの追い突きの仕方を教えていただく。何度も書いてる事なのだが、K藤さんはつい2年前まで大学の空手部の現役選手で、卒業・就職と同時にうちの会に入られ一緒に練習しているのである。もちろんめちゃ強い。私なんぞ歯が立たないのは言うまでもありません。
伝統空手の遠い間合いからの飛び込んで来る突きを、いつも喰らってしまうのですが、打ち方を分解して解説していただきました。手を伸ばすというより、「足を引き付けて地面を蹴る」という感覚ですね。これが遠い間合いを一瞬にゼロにする技術なのか!
フルコン経験しかない私には、この突きにいつも面喰っております。
移動の形を行い、その後は以前の流派でIYO師匠の命名した(笑)「くるりんぱ」の稽古。相手の上腕部の道着を掴んで、クルリと引き回して後ろに回り込む、サバキ系空手の技術の練習ですが、他流派ではどういう名前で呼んでんだろう(笑)。
掴んで臍に向かって引付けながら、サイドから背中に踏み込んで、隙あらば膝や中段回し蹴りを入れる練習・・・ですが今回は基本の引付けて回り込むところまでの、一番重要な所を繰り返して行いました。
・・・くるくる回って気持ち悪い・・・うっぷ。吐きそうだ。
「あかん、代表・・・吐きそうです」と私。
「いえ僕も・・・気分悪くなってきた」
そりゃあ15分もくるくるしてりゃ、誰でも間が回るわな(笑)。少しやりすぎてしまった。
その後は先週の続きで「顔面有り・素手」のマススパー。
で今回は、
「今日やったサバキも入れてみましょう。掴み有りで」
と代表。うーむそうかあ、今回は「素手・顔面有り・掴み有り」だとどうなるんだろう?
ちょっとワクワク感(笑)。

最初はK藤さんとのスパーであった。K藤さんの速い突きの合間に組みついて行く。道着を持って脇に腕を差し込んで転がそうとするが中々倒れん。体重の軽い代表との時も、掴んで振り回そうとするが上手くいかない。
K藤さんは身長体重とも私と同じぐらいなのではあるが、密着すれば柔道やってる分こちらに分がありそうなものと・・・分が無かった(笑)。この人の体幹の凄さはとんでもない物がある。動かん。
経験者と未経験者との差というのは、組んでみたらすぐわかるのが普通。体格は私より大きい中学生と柔道の乱取りをすると、白帯相手だとコロンコロン転がせれるんですよ。これは柔道の先生が私をコロンコロン転がしてるのと同じです(笑)。
柔道のI瀬先生に昔々2年前に、
「経験者と未経験者・経験の浅い人の差というのは、一発で分かるのが、軸がブレやすいかブレにくいかの差」と教わった事があります。
K藤さんは柔道未経験なのですが、体幹がしっかりしてるんでしょうか?ほとんど動かない。うーむこの人天性のものがあるなあ。
それといつの間にか「マススパー」が「顔面は寸止め(注:一応)だが他はフルスパー」に変わっておった。まあいつもの事なんだが(笑)。

代表は体重が軽いのでコントロールしやすいかと思いきや、腰を落として重心を低くするか前なので、非常にやりづらいのである。
「顔面有り」だと間合いが遠いのだが、「掴み有り」が入ると、柔道をやってる私に有利なり、間合いが近くなると予想しておりました。でこの予想は見事大外れ。
私が袖や襟を取りに行くと、バックステップして突き出した私の前足にローをぶち込んで来る代表です。やはり間合いが近くにならん。遠いままやんか(笑)。
代表とK藤さんは打撃中心なので、やはり遠い距離から組み(掴み)に行こうとする私に対して、距離を取って攻撃する形です。私の実力ではそうおいそれと近づけません。
K藤さんの場合は、私が掴みに飛び込んだタイミングで、カウンターの顔面パンチ(もちろん寸止め)ってめっちゃ怖いやんかー!
伝統空手のスピードのある追い突きを、鼻先3センチで風切り音を聞くこの恐怖。試したい方はうちの道場に来て下さい(笑)。
出た結論は、「掴み有りでも顔面有りだと、やはり間合いが遠い」
相手に飛び込んで掴めないかなあ。
とここで練習前にK藤さんに教えていただいた、「距離を一瞬にゼロにする追い突き」が生きてくるのであるが、1回見ただけでは使いこなせないのは明らかなのだ。
膠着になったので、
「仕方がない。もうタックルに行くしかない」
と一瞬思ったのですが、この二人は絶対に反応して膝入れてくるだろうと考えると、明日は歯を折られて顎を包帯でぐるぐる巻きにして、会社に行く姿を想像してしまった。結局タックルには行けんかった。

事件はこの後起こった。
何度目かのスパーリングの事である。K藤さんの右のパンチが来たので、私は左手のブロックを挙げて防御しようとした。もちろん右ストレートの後に右のローも来ることが多いので自分の左足をカットの体勢で迎えるつもりでいたのですが・・・対角線の左ハイキックが来て、貰ってしまいました。
バコっという音がして、頭が揺れて視界が吹っ飛んだ。しまった!やられたー!
完全なKO負けです。
右の上腕でブロックをしていたのですが、それを跳ね飛ばしての完全な上段回し蹴り。
セオリーである対角線の攻撃をまともに喰らってしまった。
昔書いた記事で「衝撃!ブラジリアンキックにKO負け!」以来の完全なる敗北である。
久しぶりにまともに入れられてしまいました。横で見ていた代表が、
「だっ!大丈夫ですかT岡さん!」
と叫んでおりました。
完全に脳を揺らされた。何とか大丈夫なんですが、その時点で心が折れた(笑)。もしK藤さんがフルパワーだったら完全に病院送りである。死んでたかもしれん。
はあああ~恐怖のスパーリング6ラウンドであった。

という訳で本日の稽古は終了。
歩いてみて平衡感覚は大丈夫だった。ジャンプしても視界が揺れる事が無かった。
幸いにして頭蓋骨に受けた衝撃の後遺症は無かったので、ほっとしました。
うちのエースはもう手がつけられません(笑)。どこに行っても通用する立派なエースです。
彼がどこまで強くなるかを見てみたいですね。これは先輩としての希望(笑)。

柔道のランキングに参加しております、下のバナーをクリックしてね。
にほんブログ村 格闘技ブログ 柔道へ
にほんブログ村

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベタ足という悪い癖が出た(... | トップ | 基本の教室でミット打ちをし... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しそう~ (Sin)
2015-06-28 10:25:34
こんにちは!
相変わらずガンガンやってるみたいですね。
文面から本当に楽しんでやってるのが伝わってきます。
羨ましい(笑)
私はテニス肘がなかなか治らず、もう一カ月半くらい、毎日リハビリに通ってます。
幸い、私がやってる意拳には、激しいやつからユルいやつ(?)まで色々な練習方法があるので、毎日の練習には事欠きませんが。。。
顔面あり、掴みありだと、T岡さんの柔道も生かせるし、何より現実の格闘に比較的近い形になり、自分に足りないものとか浮き彫りにできるし、良い環境ですね。
私も早く怪我治してガンガンやりたいっす!
返信する
Sin様 (T岡)
2015-06-30 08:17:59
Sin様、こんにちは!お怪我大丈夫ですか?
うちの会は非常に融通の利く団体でして、掛け持ちも多いし、決まったルールに束縛される事も少ないです。基本は大事にしておりますが、いくつかの事は新しくチャレンジしてみようという気持ちをお持ちの方が非常に多くて楽しいです。
中国拳法の練習方法っていっぱいあるんでしょうね!練習メニューに興味があります。
Sin様のガンガンの練習を見てみたいなあ。
返信する

コメントを投稿

空手」カテゴリの最新記事