湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

わかっちゃいたけど

2012年05月09日 | ボルダリング
 冬のあいだはほとんど遠ざかっていたボルダリング。2回くらいジムには行ったけれども、1回目は突然の悪寒と嘔吐に見舞われて30分くらいで撤収。そして、2回目も練習不足のせいかとってもさえない内容だった。正直どちらもお金を払ってジムに行ったのがもったいないくらいの悲しい内容だった。でも外の岩場は、今年の冬の寒さのなかではとてもではないけれど練習なんてできなかった。たとえ短い時間でも。日の当たらない冷え切った岩場。1本短い課題をやっただけで手と指の感覚はしっかりおかしくなった。アプローチの自転車で少し温まっていた体もすぐにまた冷えた。

 というわけで、しばらく休止していたボルダリングなのだけれども、4月になって少したってからぽつぽつとまたはじめ出した。4ヶ月のブランクのせいで最初はかなり動きがぎこちなかったのだけれども、元のレベルがアレなもんで何回かで以前とそんなにかわらない感じの動きができるようになった。ブランクそんなに影響ないじゃんと思った。力に頼り過ぎないボルダリングを心掛けていたからだな、などと生意気にも思ったりした。

 でも、ブランクの影響かはわからないけれども、そんなに事はうまく運ばなかった。伸び上がったときの一瞬の無重力状態を利用してホールドを取りにいくデッドポイントというムーブで、伸ばした左手が目指したホールドを掴みきれなかった。そして不恰好に尻餅をついた。尻餅も結構痛かったのだけれども、まずいと思ったのは引き剥がされる前にホールドに残っていた左手の薬指と小指。パキッという音はしなかったけれども、微妙に腱を痛めてしまったようだった。その日はそこですぐに撤収。その後はだましだましといった感じだったのだけれども、先日、今度は壁から引き剥がされたわけでもないのに、ホールドを引き付けたときに前回より嫌な痛みに見舞われた。そんなに無理した覚えはなかったのだけれども、痛みがおさまるのを待たなかったせいで余計に悪化させてしまったようだった。

 1週間の休みが1ヶ月のブランクを避けるみたいなことは頭では理解していたつもりだけど、そのときになるとなかなか難しいですね。でも、今はブレーキレバーひいても違和感あるし、2Lのペットボトル2本入ったビニール袋持ったり、少し重めの段ボール箱持ったりするのもやばっ!みたいな感じだったのでこれはしばらく休むしかないなと腹をくくりました。あ~ぁ、残念だなぁ。ボルダリング、自転車にも良い影響を与えていたと思うのに。でも仕方ない。甘く考えていた自分が悪い。長引くと嫌なのでここはしっかり休もう。


 腱を悪化させる前にヤフオクで落札した古いクライミング雑誌。大阪の古本屋さんが出品していたようなのだけれども、店名をみて懐かしさが胸に広がった。関西にいた一時期、僕が一番よく通っていた古本屋だった。一般の書籍と共に、無造作に山や探検関連の書籍もたくさん置いてあったあのお店だった。