無事尾根につきこの後どうしようかと少し迷う。このまま2の沢を滑り下りたものか、あるいは大の沢を滑ったものかと。2の沢は、滑降には幾分狭いが今日の雪質なら問題はなさそうだった。しかし、落石の心配はある。とりあえず頂上小屋までいって一休みとした。
この斜面、いつかは滑りたい 2の沢を見下ろして
頂上小屋で休んでいたら、浜田の佐々木さんというスキーヤーに出会う。1の沢を滑るといわれるのでびっくりした。1の沢が滑れるとは知らなかったから急に心変わりがして着いていくことにした。
弥山頂上にて。佐々木(手前)さんと。
1の沢の滑り口は、横手口沢の急斜面を少し滑り下り左に回り込んだ辺りにあるらしい。とりあえず、横手口沢の滑り口へ移動する。しかし、頂上から西側はクラフト気味でついていくのがやっと。大の沢との分かれの斜面でスキーの板が外れてオロオロ。外れたまま登ろうとしたら、流れ止めまで外れ、左の板は大の沢に消えていった。
佐々木さんの豪快な滑り。
出だしはかなりな斜度があるが一気にクリアー
感心して見ていました
こちらはアイゼンを着けて大の沢を下降することにする。こちらの斜面はガリガリしていて上部は滑るのによくなさそうだ。沢によっては、雪質は全然違う。2の沢なんかはべとべとだった。アイゼンなので快適に下りていくとスキー板を見つけた。早速、付け替える。
上部は少しガリガリしていたが、すぐに良くなる。
幾分落石もあったが、快適に滑り下りる
桝水スキー場。 佐々木さんの姿が見えます。
桝水には早く着いた。しばらくすると、佐々木さんの姿が見えてきた。彼ぐらいうまく滑れるようになれば良いのだが・・・。
大山のほとんどの沢は滑っておられるようです。島根にもこんな人がおられるのだな~と感心した。
下は、 佐々木さんのブログです。
http://sasaki.raindrop.jp/index.html
佐々木さんは、3月16日に1の沢を滑るそうです。誘われたがどうしようか
おまけ:大山南壁2の沢は、昭和5年10月17日に初登攀されている。積雪期の登攀は、翌6年1月で雪崩の危険の大きな急峻なルンゼとある。(山と渓谷社刊 日本登山史年表による)
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