山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

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オプタテシケ山 (その1)

2016年08月10日 | ぶらり

 網走から石北峠を越えて天人峡を見て、美瑛岳・十勝岳への登山基地ともいえる白金温泉キャンプ場へ。ここで北海道に住む大学時代の学友、落合君と落ち合う。彼は、北海道で人気のあるパークゴルフをしながら旅を楽しんでいる最中で、近くにいた。

                                                   後ろのテント二張りが我々のもの。久しぶりにゆっくりと安心して眠れた。

                                               

 翌日、オプタテシケ山へスタート。この日は美瑛富士小屋まで行けばいいのでゆっくりする。約4時間は掛かるけど・・・。登山口にあるゲートのキイの番号は、既に教えてもらっている。2478と偶数が続くので覚えやすい。ここの門を開けて、しばらく車で進むことが出来る。以前は、富良野岳から十勝岳、美瑛岳と縦走してここに下りて来た。あの時トムラウシの大遭難があった。

 駐車場まで入り車を置く。10台くらい車が止めてあってびっくり。人気コースなのだと思ったが、以前は誰もいなかったので変な気がした。いい山なので有名になったのだろうか?

 歩き始めて2時間は良かった。次の1時間も何とかクリヤー出来たが、残りの1時間がきっかった。ザックの重さもあるけど、体が動かない。あと500mの標識が出てきたが、えらい時間がかかった。本当にくたびれて美瑛富士避難小屋へ着いた。テントを張るのも良いけど、小屋が空いているので小屋泊まりにした。以前来た時には、すぐ前を雪解け水が流れていて助かったが、今日は枯れ果てていて水を確保しなければいけない。仕方がないので、荷物を置いてから今来た道を後戻り。10分ほどで雪渓に着き水を汲む。10分ほどだが、歩くのがきつい。

 小屋で寝場所の確保をして、だいぶ時間的な余裕もあるのでオプタテシケ山の下見に出掛ける。荷もないからポツポツ歩けばいい。以前来た時は、小屋のすぐ近くまで花が咲き乱れていた。今回はあまり見ないから時期が悪かったかと思った。しかし、少しはなれてチングルマの大合唱に大感激。

                   

 天気は下り坂なのか、ガスだ出てきた。ガスの向こうにオプタテシケ山が見えるはずだが今日はダメそうで、ここまでと引き返す。オプタテシケ山へは、日帰りができるが行きで6時間、帰り4時間位は覚悟しておかないといけない。

                      

                                    ここのあたりは、花の量が圧倒的に多い。

                        

 小屋には地元登山クラブのボランティアの方達がおられた。登山者の携帯トイレを回収して持ち帰るという大変な仕事をしておられる。他に、携帯トイレについてのアンケートを集めている人もいた。この小屋やテン場を利用する人が増えて、トイレ問題が深刻化して来たらしい。知床の話をしたら、「あそこはまだ人が入らないから」と言っておられた。私は、知床では海岸の波打ち際で済ませた。波が海に運んでくれた。

                       

 夕方、トムラウシ方面から縦走して来たお客が3名ほど到着。2人は男女の外人で、黒岳の方から来たといっていた。黒岳~白雲岳~トムラウシ~美瑛富士のルートだ。長いがいいコースだ。女性の方が、私の隣になったので「頭と足の方向を代えて」寝ることした。以前、富士山で、ギュウギュウ詰めになったことがある。横を向くと目と鼻の先におばさんの顔があってイヤだったのを覚えている。富士さんではあんな異常な状態がまだ続いているようだが、もう少し何とかならないものか? 早めにホー帯を替え、食事を済ませていたので暗くなると同時に寝る。明日は早めに出発だ。

      

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