元日の早朝、紅葉台へ行く。道は真っ暗だが昨日下見してあるので心配はない。車から降りて、10分も歩けば着く。展望のきく東屋があり、人の気配がする。近づいて見たら、初日の出にやってきたご家族でした。
さすがに朝は寒くて、ジッとしておれないから行ったり来たりして体を動かす。その内、ポツポツと人も増えてきて、山も幾分明るくなってきた。今日も天気は良い。
そして、日の出が始まる。
山もほんのりと赤みを帯びてきました。
日の出の方角に立って富士を見れば、赤富士の全体が見えるはずだがまだ見たことがない。まあ、来年の楽しみにしておこうかな。
見晴らしのきく紅葉台 眼下に西湖、樹海。彼方に南アルプスを望む
日の出を見てから、足和田山へ行く。2本のルート(道)が平行して走っている。1本は尾根に付けられていてアップダウンがあるが、もう一本はあまり登り下りはない緩やかな道だ。
足和田山頂上
ここからも富士山は望めるが、毛無山の方が視界は広い。
時間が早いので、話に聞いた杓子山へ向かう。富士山の裾の広がりが素晴らしいそうだ。ナビまかせなので道に迷うこともない。途中、神社や湯宿などがあり人も多かったが、更に進むといよいよ悪路となる。慎重に車を進めゲート前に着く。車の腹を擦らないかと心配した。此処まで車で入る人は少ないらしく、4~5台は置けそうな駐車場は空っぽ。しめしめとゆっくり準備をする。
ゲートの向こうも車の通れそうな道が続く。その道の横に、沢沿いに登る登山道もある。どちらが良いのかよくわからないが、下山には沢の道を下りた。
杓子岳頂上 360度の台パノラマが広がる。
中央左手に先ほどまでいた足和田山が見える。河口湖の後に毛無山と12ヶ岳。 その奥には南アルプス連山。
写真でははっきりしないが、南アルプスは、聖岳から赤石岳~悪沢岳~塩見岳~農鳥岳~北岳と続き、はっきりとしないが、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳など見えているような気がする。
確かに裾野の広がりは凄い。
富士山の写真で有名なものは、岡田紅葉の逆さ富士。5,000円札(新渡戸稲造の肖像が入っているお札)と1,000円札に使われています。これを撮した場所は、本栖湖畔です。しかし、写真家の中村修氏によれば逆さ富士の一番は、山中湖畔からのものだという。
杓子山から下山の途中、「おやっ」と思わせるものに出会う。はじめは桜が咲いているのかと思うほどで、近づいてみると華ではなくて、花の散った後のものが逆光に白く光っていました。
家に帰ってから調べたら、キンポゲ科センニンソウ属のボタンズルとわかりました(?)。写真の華のようなものは、そう果の集まりである集合果です。そう果とは、種に羽毛の着いたようなもので、タンポポを想像してもらえばいいでしょう。(葉や花が無いので本当のところはわかりません・・・。)
下山後、河口湖畔まで帰り近くの温泉で汗を流し、また大池公園泊。明日は、谷川岳へ。
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