山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

春の山へ(その6) 立山春スキー

2014年05月17日 | スキー

 5月8日(木) 

 朝1番のケーブルに乗り込み室堂へ。雷鳥沢のテント場へは、いくつかのルートがあるが一番安全で楽な道を選ぶ。なにせ、荷物があるのでそうした方が賢明です。それは、一の腰方向にしばらく歩き、途中から雷鳥沢に滑り込むルート。キャタピラの跡が雷鳥沢ヒュッテまでつづいているので少々吹雪かれても迷うこともない。春とはいえ、雪面は幾分カリカリしていた。

                       雷鳥沢でテントを張る

 

                    今日は、山崎カールのエンピツ岩から滑る。

 

 

 

                            一本滑り終えて。

 

 

                        風呂上がりの一杯。

 

  8日は山崎カール1本で終える。午後から天気は良すぎるほどでした。風呂に入り一息つく。体力があれば、もう1本と欲もでるのだが雷鳥ヒュッテの風呂に入りビールで乾杯。まあ、これもスキーの楽しみだ。

 夕食後、天気は一気に下降。テントにあたる雪の音とすさまじい雷鳴、加えて訳のわからない寝言にいびき。それでもよくねむりました

 翌9日、朝方しばらく天気は回復しそうなので一の腰を目指して出発。1時間近く歩いただろうか、雷も鳴り始める。間もなく一の腰だろうと思われるあたりから引き返す人が続出。我々も右にならえで引き返すことにする。あられのような雪が顔を打ち痛い。周りはホワイトアウトとなり、滑ると三半規管がおかしくなるのかすぐに転ぶ。斜面と空間のくべつがつかない。植田さんが何か叫んでいた。どうも、転んだ瞬間に雪崩が起きたとかんちがいしたらしい。それほど何が何だかわからない状態だった。板を横に滑らせながらキャタピラのつけた道まで下ってホットする。

  結局この日は、テント周りを整備したりしが、後は風呂に入ったり酒を飲んだりで1日中ゴロゴロしていた。テントの中では、河井継之助の話で盛り上がったか?「80里 腰抜け武士の 越す峠」の辞世の句が話題になった。

 天気はなかなか回復しそうになく、雷を聞く。トイレに行くのが面倒でしょうがなかったが、仕方がない。

 5月10日

 今日は、テントをたたみ雷鳥荘へ移動する。荷物を預けて一の腰を目指す。「一の腰 腰抜けスキーヤーの 越す峠」か?

                    一の越目指して元気いっぱいの植田さん。

  

    「雪山が呼んでいる」といった感じだが、自分は足が痛くてやる気がしない。写真撮影でごまかす。

 

                     御山谷へ  早々にスタートは植田さん。

  

               続いてテレマーカーの妹尾さんも。 左上は、竜王岳。

 

                         ご苦労さまでした。

 

 これで最低限の課題はクリアーしたことになるかな?竜王の方から滑っておけば良かったが・・・と後で思ったが、まあいいか。帰りは、またまた、雷鳥沢まで滑り込み、原始的なリフトで帰る。ボリューム感たっぷりの立山スキーでした。

                         さよなら立山・雷鳥荘。

  

                            雪の大谷

 

                             弥陀ヶ原

 

 又来る日には 笑っておくれ。

                                                 春の山へ 完  (2014/05)   

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 大山みち (大山古道) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿