お隣のおじさんから紹介された山に登る(行く)。自動車で頂上まで行くのだから登るとは言えない。この山の名前は知っていたけどあまり気が向かなかったので、今までほっておいた。
松江市近郊の山といえば、寝仏さんの愛称のある嵩山・和久羅山、華蔵寺のある枕木山、日本海を背にしても登れる朝日山、枕木山から続く大平山などだろう。島根県勤労者山岳連盟出版の「出雲の山々」にも大体これくらいしか載っていなくて、本宮山はない。
どうも、最近まで本宮山は見晴らしがよくなかったらしいが、地元の公民館で頂上付近の伐採が行われ、素晴らしい景観があらわれた。
(この本は少し古い。現在新しい本が出ている)
もともと本宮山には、大野氏の居城があり平安から戦国時代にかけ栄えたらしい。大野氏の旧名は「紀氏」。紀氏とは、天皇家より古い家柄ともいわれていて大和朝廷とも密接な関係があったとされている。(最近、古事紀関連の本を読んでいたらそんなことがかいてあった)
だから大野氏は、今の和歌山県あたりから当時の天皇の命によりよりこの地に入って名を改めている。
車で登りました
まあ見晴らしのいいこと。感心しました。眼下に宍道湖を望んで、出雲の山々が一望です。この日は、少々天気も良くなくて、残念でしたが空気の澄み切ったころは本当に素晴らしいとのこと。頂上で、地元の公民館関係の方からいろいろお話を聞くことができました。
左手に見えるのが、寝仏さん。天気がいいと大山も見えます。
松江市も一望です。夜景がきれいとのこと。
本宮山へは、きちんとした登山道があるので、改めて登山に挑戦したいと思う。しかし、この山については、まだ松江市民はおろか山好きに知られていないようだ。ブログに乗せるのはどうかと思ったが・・・。
いい日に、頂上で一泊して写真でも撮ろうと思う。お酒持参で。夜景もきれいだろう。