山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

額々山 敗退記

2020年06月02日 | ぶらり

島根県は出雲部と石見部に分かれる。石見部は、山口県、広島県との県境になり、出雲部の山々とは幾分雰囲気も異なる。

 しかし、それだから魅力のある地域でもある。

 このたび、石見にある額々山に登ることにした。かって、日本百名山を登る前に、中国100山をめざして歩いていたが、70座ほどで日本百名山を始めたのでそれきりになっていた。

 今回のこの山の情報は、ブログで調べたり、中国新聞社刊の中国地方の山100選で調べた。

 登山ルートは、3つほどあるようだ。一つは、寂地山から尾根伝いに登る道。一つは、深谷川沿いに車を走らせ河津集落方面から登る道。もう一つが、六日市から七日市を抜けて三葛地区に入り、この集落のドン詰まり当たりから沢沿いに行く道だ。

  この写真は、三葛のドン詰まり近くのものです。

  

 中国新聞社刊の説明書にある登山道だろうと思い、草むした道を見つけて沢におりる。道らしき踏み跡をたどり沢を詰める。

 沢登りには面白そうだ。なんとか道らしきものを探しながら進むと。

 

 なんと小屋があった。十朗衛小屋、石楠花庵とあり、中をのぞいてみたが最近使われた様子はなかった。有志で建てたものらしいが、目的は何だろう。仕事場にしてはちょっと雰囲気も違いう。イワナ釣り師たちの小屋かもしれない。しかし、ここまで来るのにあまりはっきりとした足跡は無かった。

 

ここからしばらく上流をめざしたが、ふと帰りが心配になり、時間的にも難しかったので引き返すことにした。案の定、帰りは苦労した。額々山への登山道はどうも違うようだ。このまま沢を詰めたらどうなっていただろうか。沢登りの準備はしていなかったし、単独なのでちょっと無謀な気もしていた。

 

やはり帰りはやばかったが、なんとか無事下山。スマホに地図を入れておいたので現在位置がわかって助かった。車まで帰り着いたときは本心ほっとした。

 この後、匹見町まで行き温泉にでも入ろうと思っていたが、コロナの関係だろう休館でした。どこかで、テントを張って泊まろうと思ったがパトカーなどもいて雰囲気も良くないので六日市まで引きかえし高速に乗ってSAで車中泊。ああ、くたびれた。